紅茶サイト Tea for Life別館
紅茶サイト「Tea for Life」のブログ部門です。
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紅茶が動かした世界の話
少し前に発売された紅茶本です。
近隣の図書館情報によると「中学生向き」となっておりました。
確かにふりがなやひらかなも多い…けど、中身は遠慮無く書かせていただきましたという印象を受けました。
目次は
となっております。
それまでの紅茶の歴史本と明らかに違うのは、5章・6章のあたりでしょうか。
1章〜4章は、世界各地の「お茶」の発音について、緑茶・烏龍茶と同じ茶樹から出来ていること、
東インド会社やアフタヌーンティーの習慣など、総合的な紅茶の本でも見られる内容が書かれています。
面白かったのは、日本では明治まで「紅茶」ではなく「赤茶」と呼ばれていたそうです。
一体いつから紅茶に変わったのか、誰が変えたのか、なぜ変わっていったのかはわかりませんが、
ジャムがプリザーブと呼ばれる昨今のような感じでしょうかねw
5章からは、他の紅茶本ではあまり見かけない「ワカマツ・ティー・コロニー」のお話です。
その中でも移民少女「おけい」の足跡を追う…と書いております。
とはいえ、資料が少ないのかおけいを中心とした話というより、ワカマツ・ティー・コロニーの説明がほとんどです。
それらを読んでの感想としては、おけいだけが特別苦難の道を歩んだという事でははさそうで、
注目しているのは移民となった時の若い年齢と、その生涯が非常に短かったからかなぁと想いました。
個人的には文中にあった「おけいはアメリカで最初に死んだ日本人女性という栄誉を与えられた」という記載がどうしても飲み込めなくて。
それって栄誉なんですかねぇ(´・ω・`) いやアメリカではパイオニアを尊敬する傾向があるという話はわかるんですが、だったら尚更、生きたことを讃えればいいのにね。
ま、このへんは時代の考え方の違いなんでしょうかね。
6章の和紅茶については、前回のお茶まつりで聞いてきた国産紅茶セミナーを思い出しながら読ませていただきました。
鎖国が終わり諸外国との貿易が開始されたとき、政府が輸出品として考えたのが生糸と紅茶。
明治時代の日本は、紅茶輸出国として有名だったという過去があります。
が、これが衰退してしまう。
この本では衰退の原因を「インドの紅茶産業が大規模で大々的なため」としています。
でも、和紅茶はまだ生き続けている!という内容で本は進みます。
個人的にはどうしても、前回のお茶まつりで聞いてきた「世界に羽ばたく国産紅茶セミナー」を思い出してしまいます。
前回、インドのほうが大々的だからという理由で敗北したなら、現代で世界に羽ばたいても同じ理由で躓くんじゃ…げふんげふん。
(※このへんは本とは関係ないです)
国産紅茶セミナーの記事はこちら。今のところ当ブログ一番の力作だと思ってます。
・セミナー参加記録「世界に羽ばたく国産紅茶」 まとめ+雑感
・セミナー参加記録「世界に羽ばたく国産紅茶」 パネルディスカッション
こちらの本も気になる一冊。
歴史楽しいよ歴史!
近隣の図書館情報によると「中学生向き」となっておりました。
確かにふりがなやひらかなも多い…けど、中身は遠慮無く書かせていただきましたという印象を受けました。
【送料無料】紅茶が動かした世界の話 |
第1章 紅茶のルーツを探る
第2章 紅茶の流行の始まり
第3章 紅茶が動かした大英帝国
第4章 アメリカ人と紅茶
第5章 ワカマツ・ティー・コロニー
第6章 ニッポン紅茶の生まれるまで
第2章 紅茶の流行の始まり
第3章 紅茶が動かした大英帝国
第4章 アメリカ人と紅茶
第5章 ワカマツ・ティー・コロニー
第6章 ニッポン紅茶の生まれるまで
となっております。
それまでの紅茶の歴史本と明らかに違うのは、5章・6章のあたりでしょうか。
1章〜4章は、世界各地の「お茶」の発音について、緑茶・烏龍茶と同じ茶樹から出来ていること、
東インド会社やアフタヌーンティーの習慣など、総合的な紅茶の本でも見られる内容が書かれています。
面白かったのは、日本では明治まで「紅茶」ではなく「赤茶」と呼ばれていたそうです。
一体いつから紅茶に変わったのか、誰が変えたのか、なぜ変わっていったのかはわかりませんが、
ジャムがプリザーブと呼ばれる昨今のような感じでしょうかねw
5章からは、他の紅茶本ではあまり見かけない「ワカマツ・ティー・コロニー」のお話です。
その中でも移民少女「おけい」の足跡を追う…と書いております。
とはいえ、資料が少ないのかおけいを中心とした話というより、ワカマツ・ティー・コロニーの説明がほとんどです。
それらを読んでの感想としては、おけいだけが特別苦難の道を歩んだという事でははさそうで、
注目しているのは移民となった時の若い年齢と、その生涯が非常に短かったからかなぁと想いました。
個人的には文中にあった「おけいはアメリカで最初に死んだ日本人女性という栄誉を与えられた」という記載がどうしても飲み込めなくて。
それって栄誉なんですかねぇ(´・ω・`) いやアメリカではパイオニアを尊敬する傾向があるという話はわかるんですが、だったら尚更、生きたことを讃えればいいのにね。
ま、このへんは時代の考え方の違いなんでしょうかね。
6章の和紅茶については、前回のお茶まつりで聞いてきた国産紅茶セミナーを思い出しながら読ませていただきました。
鎖国が終わり諸外国との貿易が開始されたとき、政府が輸出品として考えたのが生糸と紅茶。
明治時代の日本は、紅茶輸出国として有名だったという過去があります。
が、これが衰退してしまう。
この本では衰退の原因を「インドの紅茶産業が大規模で大々的なため」としています。
でも、和紅茶はまだ生き続けている!という内容で本は進みます。
個人的にはどうしても、前回のお茶まつりで聞いてきた「世界に羽ばたく国産紅茶セミナー」を思い出してしまいます。
前回、インドのほうが大々的だからという理由で敗北したなら、現代で世界に羽ばたいても同じ理由で躓くんじゃ…げふんげふん。
(※このへんは本とは関係ないです)
国産紅茶セミナーの記事はこちら。今のところ当ブログ一番の力作だと思ってます。
・セミナー参加記録「世界に羽ばたく国産紅茶」 まとめ+雑感
・セミナー参加記録「世界に羽ばたく国産紅茶」 パネルディスカッション
こちらの本も気になる一冊。
歴史楽しいよ歴史!
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無題
こんにちは!
こちらの本、私も持ってます。
ネットで購入したので届いてからパラパラめくったのですが、なんだか、中身が物足りないなぁ・・・と思い、5章から読んでしまいました。
中学生用だったなんてはじめて知りました。
子どもに読ませてみよう!
ワカマツコロニーの話はおもしろかったですね。
その昔、アメリカの茶の主要な輸入国は中国ではなく日本だったと別の本で読んだことがあり、そのこととつながって興味深く思いました。
そうそう、先日購入した国産紅茶の本に、やなさんが以前レポされていました「世界に羽ばたく国産紅茶」の内容が書かれており、やなさんのことを思い出していたところでした♪
こちらの本、私も持ってます。
ネットで購入したので届いてからパラパラめくったのですが、なんだか、中身が物足りないなぁ・・・と思い、5章から読んでしまいました。
中学生用だったなんてはじめて知りました。
子どもに読ませてみよう!
ワカマツコロニーの話はおもしろかったですね。
その昔、アメリカの茶の主要な輸入国は中国ではなく日本だったと別の本で読んだことがあり、そのこととつながって興味深く思いました。
そうそう、先日購入した国産紅茶の本に、やなさんが以前レポされていました「世界に羽ばたく国産紅茶」の内容が書かれており、やなさんのことを思い出していたところでした♪
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