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紅茶サイト Tea for Life別館

紅茶サイト「Tea for Life」のブログ部門です。 紅茶ニュース、商品レビュー、紅茶専門店レポなどをお届けします。 Tea for Lifeは紅茶をカジュアルに、もっと身近に楽しむ事を目指しています。
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「ENGLANDティールームさんぽ」砂古玉緒著

少し前に発売された本、ようやく読むことができました。

こちらは表紙に「お菓子好き必携の旅ガイド」と記載があり、中を見てみるとメインはお菓子の紹介。
美味しそうなお菓子が最初から終盤までみっしりと詰まっておりました。
イギリスの建物好き、お菓子好きには本当にたまらない本だと思います。


ティールームの紹介は、ロンドン・ロンドン郊外・コッツウォルズの3エリアに分かれており、
巻末には英国菓子のレシピやちょっとしたティールーム雑学などが載っています。


この本全体から感じる事なのですが、
実はこの本には、紅茶の写真が圧倒的に少ないです。
紅茶知識や淹れ方講座は一切無し。

しかし、本全体から「teaを楽しむ」というコンセプトが非常に伝わってきていて、ティールームの解説として文章で登場する紅茶がいつも隣に寄り添っています。
声はすれども姿は見えず、という感じの存在感。


巻末レシピの中にもそのコンセプトが生きていて、紅茶を使った何かというレシピは出て来ません。
ティーブレッドは登場しますが、こちらには紅茶は入っておらず、見るからにパンでもなく、
おそらくパウンドケーキの一種と思われます。
日本でいうところの、お茶と一緒に食べるものを「お茶請け」とまとめて表現するような感覚なんでしょうか。ティーブレッド。

レシピが載っていた「マーマレードのティーブレッド」は、オレンジとショウガの味わいで凄く紅茶に合いそうで見てるだけでヨダレが…
でもレシピを見てみると砂糖90gにマーマレード100gを加えてて、甘さは一体どうなるのか…ちょっとかなり不安を感じますw

文章内にちらっと、「甘すぎて紅茶が何杯も必要になるお菓子」について触れられていたので、海外のお菓子がとても甘く感じるのは、もしかしたら紅茶とセットでいただく事を前提に作られた過去があったからだろうか…とぼんやりと思ったのでした。


いつも紅茶と共にあるお菓子、あるいは。お菓子のそばに紅茶がある風景。
ああできる事ならイギリスに行ってこの本のお店を片っ端からめぐりたい。
ちょうど先日から、ブリティッシュ・エアウェイが、羽田・成田=イギリス国内 3万5000円からという驚愕セールを開始したのですが
なんとヴァージン・アトランティックも対抗からか「挑発割」という名前で、3万3000円からの航空券を発売中です。

来年3月31日までの期間限定らしいので、お考えの方はぜひ。

ブリティッシュ・エアウェイズ公式
ヴァージン・アトランティックキャンペーンページ
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2013年は日英交流400周年!「イギリス社会入門」でイギリスを知ってみた

2012もイギリスなら2013もイギリス。
今年は日英交流400周年の年にあたる年だそうです。
遡ること1613年、当時の国王ジェームズ一世と徳川家康・秀忠が書簡のやりとりをし、正式に国交開始となりました。
イギリスでは「Japan 400」という公式サイトが立ち上がり、日本関連のイベントや展示が予定されているようです。
日本でもきっと何かあると思うのですが、やらないのかなー(チラッ

Japan 400 公式サイト 英語 日本語


今年も私の中ではイギリスブーム、いつだってイギリスブーム。
というわけで、「イギリス社会入門」という本を読んで気分だけでもイギリスに居るつもりになってます。

小難しくイギリス社会を解説した学術的な本なのかと思っていたのですが、
イギリス人の著者によるユーモアあふれる自国紹介エッセイとなっており、読みながらかなり笑える部分がありました。
元タイトルは「Let's England」なので、日本語タイトルがちょっと角ばりすぎな感じがしないでもない。


内容はイギリスの階級・料理・酒場・王室・天気などなどを「イギリス人はどう考えてるか」という視点で語った本。
歴史とか社会の学者さんじゃない人が語る日常的な話がメインです。
特に料理の項は個人的に非常にツボにはいって、かなり爆笑でした。

まず、「イギリス料理はまずい」なんて凡庸な言葉を発するのは独創性が無い、とバッサリ。
創意あふれる料理をつくる国」イギリスの料理がいくつか紹介されるのですが、
スコットランドにはピザを揚げた料理が存在しており、イタリアとスポーツで勝負する時に「お前らのピザを揚げてやるぞ」という歌が歌われていた。
とか。

(((( ;゚д゚))))アワワワワ なんて恐ろしい歌!
っていうか料理の説明としてそれどうなんですかーーー


紅茶についてももちろん書かれております。
イギリスには「tea and sympathy」(お茶とおもいやり)という言葉があり、気分や体調が優れない相手に対して必ずセットでお茶とおもいやりを届けるそうです。
さらに、気に入らない時の表現として「not my cup of tea」(私のお茶ではない)という表現もあり、
私のお茶は、理想的で完璧なものという意味が含まれているそうです。


読んでいて思ったのは、イギリスの皆様は自分自身の見解を非常に大切にしているし、他人の見解もちゃんと尊重しているように感じました。
だから上の表現で、どこの偉い機関やどの階級の人が何と言おうと、
私の紅茶が一番だと言い切る事ができるのかもしれない。



そしてひとつ疑問が。
階級の項で、メージャー首相の対抗馬が、一生懸命育ちの悪いふりをしたがった、という点。
キャメロン首相も上流のにおいを消そうと必死になっているとか、
「マイ・フェア・レディ」を今作ったら、上流階級の人が階級を隠すための発音を学ぶ話になるとか

んん??日本に入ってくる上方だと大体一律「上流階級は良いものだ」というような感じになってるので
なぜ上流な方々が出自を隠す必要があるのか、非常にナゾです。
こちらの部分は試し読みできるサイトがありますので、私が妄言を言っていないという事をご確認いただけます。

http://www1.e-hon.ne.jp/content/photo_9784140883549_02.html

3500円のカツカレーを食べて「庶民感覚が無い」とかパッシングされたんですかね?
 
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カレルチャペック25周年アニバーサリー【ムック本】読んだ感想など

なんとカレルチャペックさんが今年で開店から25年目になるそうです!
私前回の記事で1996年と書いてますが、これは会社設立年だったようで…事業開始は1987年だったようです。
前回のは修正させていただきます…すみません(;´Д`)

201209221.jpg

こちらのムックは、タイトル通りカレルチャペック尽くしの本。
紅茶に関しての知識的なものはさらっと触れる程度で、オーナーのこだわり、いままでの事、商品の紹介などがメインです。

感想としては「面白いが紅茶の説明部分はわかりにくい」

といっても、そもそも紅茶知識の解説本でもなんでもないので、たまーに紅茶関連の話が混ざってるエッセイ。ということで何も問題ないかと。
紅茶の産地や茶園がよくわからない、という場合は、
「ふーんなんか拘ってるって事ね」
と思っておけばOKだと思います。


こちらのムックでは、茶葉の紹介、お茶菓子の紹介、食器の紹介、
そしてオーナー山田詩子さんが紅茶屋さんを始めたきっかけなどが綴られております。
これを見ると、カレルチャペックさんの考える「紅茶」は、カップの中だけでなく、テーブルの上にもあるんだなというのがよくわかります。

どうやってティータイムを楽しんでもらうか?
という疑問から数々のアイテム、お菓子、そして紅茶が生み出されており、
普段ついついキャラクターに目が行きがちですが、紅茶用品を何一つ持っていなくても、カレルチャペックさんに行けばティーパーティーに必要な物が全部揃うような商品構成になっているんだなと改めて気付かされました。

で、キャラクターがあまりに有名になりすぎて、
キャラクター業のかたわらに紅茶屋をやっていると認識される事が増えてきたらしく
25周年を期に全商品を再ブレンドされるそうです。
気合が入っておりますねー。カレルチャペックさんの紅茶がどんな風に生まれ変わるのか、気になります。

そして関西に初登場するカレルチャペックの店舗コンセプトが「ティータイムの美術館」とのこと!
うおおおお行きたい!行ってみたいです!!


あ、そうそうおまけのトートは結構しっかりした作りでした。
201209223.jpg
持ち手にロゴ。この持ち手がしっかりしていて、生地も比較的ちゃんとしてる。
マリフレやフォートナム&メイソンの「いかにもおまけです」という物と比較すると確実にワンランク上かも。
本誌は薄いですがアレンジティーやスコーン・お茶菓子のレシピが付いているので、
用途が広いという点ではカレルムックは優秀かと思われます。

あとは商品や茶葉の紹介。個人的にはこういうのを眺めて「今度これ買いたいな、これも欲しいな」と想像して楽しむのが好きなので楽しめました。




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ダージリンを考える本【ダージリン茶園ハンドブック】

あー…やっと買えた。
 
内容どうこうの前に、買いにくいです。
そもそも、広く誰にでも買ってもらおうという思想の本じゃねーし(意訳)というのはサイトにも書かれていたんですが、
紀伊国屋さんなら置くに違いない。
という根拠のない一方的な淡い期待に全てを賭けた結果、一度は諦めることになりました。
 
今でも出版元であるRSVPさんのサイトから注文することができますが、私のように「プライバシーポリシーの表記が無かったり、詳しい振り込み情報が無かったりちょっと抵抗がある」と思われる方はAmazonの方が良いかも。
それでも一度は「配送できないかもしれない」メールが届いたので、購入をお約束できるものでは無いようです。
 
 
さて内容について。
ダージリンのミシュランガイドと銘打たれており、著者による87茶園のランク付け、創立年、どんなお茶を生産しているかなどの情報が満載です。
が、ランク付けに関しては本の中にも記載があるとおり著者の独断によるものであり、どのような基準で評価し、その結果に至ったかという説明がありません。
だからといってランク付けが信用に値しない、と言いたい訳ではありません。
しかし、自身のダージリン茶園の格付けをこの評価に任せてしまうのはあまりにも勿体無い。
 
個人的に一番の魅力は、茶園ごとの標高・向きといった地形データと考えます。
ランクなんて飾りです。偉い人にはそれが(ry
 
ダージリンには7つの谷があり、茶栽培地の海抜はなんと300m~2100mまで!と、茶園によってかなりの高低差があるそうです。
当然そこまで高さが異なれば気温も違ってくる訳で……あれおかしくない、おかしくない?
7倍の高低差があったら気温もかなり違ってくる…なら、クオリティシーズンが揃うとは思えないけどどうなってるの?
いわゆるクオリティを外した時に一番美味しくなる茶園があるんじゃないの?
低地の茶園では、育てている紅茶は中国種なの??
などなど、疑問が次々とわいてきます。

今まで、◯◯茶園はセカンドフラッシュが美味しいなー、ファーストは☓☓茶園が好みだなーと感じた事がある皆様、
今こそこの本を開く時!

その茶園の標高、向きは一体どうなっているのか?
地理的に近いのに味がぜんぜん違う茶園は、何が違うのか?
春には気温の変化を、夏には雨季の終わりをデータで見ながら、頭の中で味を反芻する。
標高と茶園の向きを考えながら、自分の中で味についての仮説を立ててああでもない、こうでもないと考える。
なんでなんでという疑問が尽きない一冊です。

もっとデータが欲しくなるし、もっと色んなダージリンを飲んでみたくなる本だと思います。
なので著者のランク付けは模範解答とし、自分なりのランクを自分で考える、そのための本のような気が致します。


そして茶園の名前の由来なんかも非常に面白いです。
ピュッタボンさんが改名してたのは知らなかったし、マーガレットホープのマーガレットさんが幼女だったというのも知らなかったです。
 
(´ε`;)ウーン…私にはちょっと情報過多でまとめ切れてない感がどうしても…
実際に何らかの栽培に携わってるとか、茶園に行ったことがある方が読めばもっと色んなことが分かる本なのかもしれません。
ヒマさえあれば本を開いて、じっくり考えをまとめたいと思います。

 
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マーガレット・サッチャー〜鉄の女の涙〜

周囲の「観てきたよ」報告を聞いて、あまりに面白そうだったのでつられて行って参りました。
マーガレット・サッチャー〜鉄の女の涙〜



もう、ただひたすらに凄いのひとことです。
映画が凄い…というか、サッチャー女史の半生が凄い。
以下、イギリスの数十年前のできごと含めの感想なので、前知識なしで見たいという方は読み飛ばしてくださいませ


英国が長期間の不況に苦しんでいた時代、
映画の冒頭にも出てますが、当時のイギリスにおける中心産業は炭鉱業。
産業革命から約200年の長きにわたりイギリスのエネルギーを担い、イギリスには「石炭庁」とも言える省庁が存在したそうです。
参考:National Coal Board

このあたりは、「フル・モンティ」、「ブラス!」、「リトルダンサー」などなど
炭鉱の閉鎖、不況に関わるイギリス映画が多いあたりでも、本当に大きなひとつの時代だったんだなぁと感じますね。

特にブラス!ではサッチャー女史の影響で炭鉱閉鎖…と、なっていたような記憶が。


そんな国の中心産業であった炭鉱業が徐々に傾き、でもそれにしがみつこうと必死だった頃。
サッチャーは自己責任・自助努力の精神をもって、イギリスを再び強い国にすべく奮闘します。

予告編にもあるのですが、「戦わない日など一日も無かった」と言うサッチャー、
本当に、野党・労働者・IRAと敵ばかり。
嫌われても嫌われても、媚びることをせず信念を貫き、どうしてここまで強くなれるのかと疑問すら浮かんでくるほどの強靭さです。

フォークランド紛争で強硬な姿勢を見せたことは映画にも登場しましたが、
同じく1984年〜85年にかけて行われた炭鉱ストライキに対しても同様の強硬さを見せます。
当時のイギリス炭鉱業は国有であり、炭鉱の労働組合とサッチャー政権の全面対決となった事件のようです。
イギリスの炭鉱ストライキはこちらで写真を見ることができるようです → Strike84
このサイト様が分かりやすかった ブレア登場(福祉のニューディール様)


これを機にイギリス炭鉱の労働組合は弱体化。
戦後、イギリスを支えた基幹産業、今では斜陽産業となってしまった炭鉱・造船などの産業は民営化され、イギリス経済は復活します。


…が、イギリス経済の復活はブレア首相時代のお話。
しかしそれもサッチャー政権が無くては実現しなかった復活でしょう。
いやほんと、嫌われる事を恐れずに信念を貫く姿は凄い!


紅茶的なお話では、いつもお世話になっているMさんのブログに書かれておりましたが、
ティーカップを洗う事が伏線になっていたり、
アメリカ大使に対して紅茶を振舞うときに「母親」と名乗ったり
ちょこちょこ紅茶ネタが出てきます。
詳しくはMさんのブログ Hail to the Movies & Books
リンアンさんのブログ あなたに紅茶ギフト をご参照ください。

登場したティーカップがまたステキに見えて仕方ありません〜
深い緑色で、口が広く、柄の部分がそこまで太くない…
色々探してみたんですが、今のところ一番近いか?と思われるのがこちら。

うーん、もう少し色が深かった気がしないでもないのですが…
正解はなんだろう、気になります。
そしてサッチャー女史の自伝も出てるみたいなので読みたい!


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糀谷 やな
自己紹介:
紅茶好き、紅茶と名のつくものには何でも釣られます。
紅茶専門店は170店舗巡ってます。
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