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紅茶サイト Tea for Life別館

紅茶サイト「Tea for Life」のブログ部門です。 紅茶ニュース、商品レビュー、紅茶専門店レポなどをお届けします。 Tea for Lifeは紅茶をカジュアルに、もっと身近に楽しむ事を目指しています。
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紅茶チェーン店が出来ない理由を考えてみた。

日経ビジネスに気になる記事がアップされていました。
「紅茶チェーンが見当たらないワケ」と題して、紅茶が普及しない理由と、どうすれば普及するのかを述べています。
 
読んだ限り、紅茶がコーヒーと比べて普及しない理由として
  1. 一般的に流通している紅茶に、味の点で不満があること
  2. 供給される紅茶が割高に感じること
  3. 時間がかかりそうなイメージがあること
の3つを挙げています。
そして解決法として、筆者は「牛乳入れろ」と言ってます。
つまるところミルクティー、チャイ、ティーラテなど。これにモロモロ加えて付加価値をつけて売れという事ですね。
そして紅茶をスイーツとして売り出す。
 
あえて大反論してみよう。
スイーツ化されてもチェーン展開は無理。
以下理由をば
 

何故チェーン展開できないのか

ここで言う「チェーン」は、シアトル系コーヒー店のような「店員がサーブしない、速くて安価なもの」とします。
アフタヌーンティーって行った事ないんですけど、あれは支店が多いだけで腰をすえて紅茶飲む所なんですよね?というわけで除外。
 
どちらかというと、「何故紅茶はもっとコンビニエントにならないのか?」という点が問題になるかと思います。
何故か?
 
細かい点も色々ありますが、一番時間をくうのは「紅茶の抽出時間」につきるかと思います。
紅茶が美味しくなるためには、3分とか5分とかの時間が必要です。
お店によっては、テーブルに運ばれてきたのに「まだ飲むんじゃねぇ」と言われます。こんな飲み物お茶だけかもしれませんね。
 
しかし抽出時間が必要なのはコーヒーも同じ。何がこの差を分けているのかというと、高圧抽出が可能かどうかという点のようです。
つまりエスプレッソ。
コーヒーはエスプレッソになることで、短時間でのサーブを可能にしました。
あ、じゃあ紅茶も高圧短時間抽出やればいいんじゃね?
と、コーヒーと同じ理論で出来上がったのが紅茶のエスプレッソ。
あります。
既にあるんです。
 
何故これが広がらないのか?それはですねー、
 
(#゚Д゚)<不味いんだよ!
(※心の中の大声) 

エスプレッソを紹介しているサイトを見るに、非常に正しいエスプレッソは苦いが旨く、実はカフェインが少ないらしいです。
砂糖を入れるだけで非常に美味しくいただけるらしい、一度飲んでみたいものです。
 
一方真似っ子の紅茶エスプレッソは
原液なんてとてもじゃないけど無理。
某店で原液をストレートで飲んできた私が言うけど、悪夢としか言いようのない味わいです。苦いだけではなく、怪しげな味がいっぱい出てます。
世に「苦汁を舐める」という言葉があるけれど、リアルでそれが体験できる珍しいスポットだと思います。
ちなみにこの苦汁はフォームドミルクで割るのが基本。じゃないと飲めないから。
 
つまりコンビニエントな紅茶は「ラテがいい」というよりは、「ラテより他にない」わけで、それに付加価値を付けると、味は誤魔化せるわ追加料金取れるわで供給側としては嬉しくてたまらないかもしれませんね。
 
しかしこのコンビニエントな紅茶は何故か広がらない。
いい場所にお店があったり、有名人のバックアップがあったりしてるのに何故か広がらないんです。
 

結局どこで勝負するのかというと

ジャムやハチミツ、マシュマロやアイスなどのトッピングを加える事によって付加価値をつけると、今度はそれゆえに戦わねばならないものがまた登場します。
それはカロリー。
 
健康志向が高まっている昨今、高カロリーの食品は忌避されがちです。
むしろ消費者は、飲み物のカロリーは落としたいと思ってるのではないでしょうか。2009年に紅茶飲料メーカー各社が0kcal紅茶をこぞって出してきたのがその表れだと思います。
 
特にターゲットとなる女性はカロリーには敏感で、スイーツ系紅茶が受け入れられるとしても、ヘビーユーザーになってくれるとは思えません。
また、スイーツ化してしまうと男性が近寄りにくくなるという問題もあります。
季節によってメニューを刷新し、新商品を相次いで出す事で「飲みたい」と思わせなければなかなか手を出してくれないでしょう。そして1回飲んだら満足するはずです。
 
何より、コンビニエントを目指しているのにスイーツ路線というのが個人的にはちょっと疑問だったりするんですが、私だけかな。
スイーツってゆっくり楽しみたくないですか?
 
 
まぁカロリー云々の話を別にしても、毎日そんなコテコテしたものは飲めないわけで、ストレート、あるいはミルク入りだけで勝負できないと、「たまに飲むもの」以上の存在にはなれないわけです。
牛丼屋で「牛肉は微妙ですが、うちトッピング美味しいんです」と言われたって困るじゃないですか。
まず素の商品が美味しいこと、手軽に毎日飲めること、じゃないと固定客は付きにくいんじゃないでしょうか。
 
こういう事を考えていくと、私は女性をターゲットにしている事が間違っているような気がしてきます。
むしろ必要なのは、男性が毎日入れるお店だと思うんですよね。
全国展開しているチェーン店を見ると、飲料も牛丼もファーストフード店も、男性が入りにくい店はありません。
紅茶チェーンが見当たらないワケとして、「男性客を取り込めない」というのもあるでしょう。紅茶が好きな男性は案外多いのに、不思議ですね。
 

紅茶はモスバーガーを目指していいのかも

  • 紅茶を美味しく淹れるには、ある程度の時間が必要。
  • 素早く淹れるには、高圧抽出をすればいける。
  • ただしそれは、ストレートで飲めるシロモノではない。(すごい頑張れば可能)
  • 色々トッピングすれば飲めるし、話題性もある。
  • でもトッピングされた飲み物を毎日飲みたいかと言われると、微妙。
  • トッピングで売る紅茶は女性向で、男性は入りにくい。
  • よって客入りがイマイチで、店を増やせない。
私なりの「紅茶チェーンが見当たらないワケ」はこんな感じです。
紅茶を速く美味しく淹れられる方法が見つかればきっとチェーン展開に成功すると思います・・・そんな方法があればですが。
 
今後、紅茶の存在感が増していく可能性があるとすれば、広く普及して欲しいという気持ちも大いにあるんですが、高い水準での商品クオリティの維持を目指すほうが現状では良さそうな気がします。
ファーストフードでいうところのモスバーガー的な。
待たされるし、値段も高いし、なのに消費者から絶大な人気と信頼を集めるモスバーガー。
 
そしてテーマはスイーツではなく、「健康」。
飲んで安心、こだわりの茶葉を利用したこだわりの紅茶。
付加価値は、トッピングではなく情報や交流、男性向け通の紅茶店・・・なんてのが六本木あたりにオープンしたら結構異色で面白そうな気がしますけどね。
 
以上、記事を読んでざっと思った感想でした。
マーケティングも何も勉強してないし、いち紅茶好きとしての意見です。
無駄に長くなってしまった感がありますね・・・後日コラムか何かにまとめたいと思います。
 
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無題
ああ、わたしもずっとずっと紅茶のチェーン店ができないかと思ってました。ごく普通のストレートがメインで茶葉でバリエーションがあって、自分で好みで牛乳を入れ、あとまあ少しチャイとかロイヤルミルクティとかもあって、さらにクッキーとかマフィンとかお茶うけもあれば、と。
そうか、抽出時間がネックなんですね。でも、たとえばある程度ポットに多めにつくっておいて出す、ある程度時間がたったら捨てて、みたいなことってだめなんでしょうかね。やっぱり味が落ちる? 
ぜひぜひ紅茶のチェーン店ができてほしいですー。
(やっぱり紅茶のエスプレッソって、無理あるんですね……)。
なお 2010/02/23(Tue)13:48 編集
こんなに長い記事を
読んでいただきありがとうございます(ノД`)ヽ
遠慮なく書いたので本当に長いですよねー、しみじみと。

シアトル系を前提に考えると、注文してから商品が来るまでレジ前で待機ですから、3分間はちと厳しいかもしれませんね。紅茶好きしか待てない時間かもです。
そうそう!作り置きの紅茶に関して、私は許容派なんですが、Twitter上での意見を見ると、どうやら「作り置きよりティーバッグのほうがマシ」派のほうが多いかも?なのです。
今度アンケート取ってみたいと思っていますが、もしかするとティーバッグ・バーみたいな形式のほうが受け入れられたりするのかも?

紅茶エスプレッソに関しては新説が出そうです。色々実験してお届けできる日を目指します。
糀谷 やな URL 2010/02/23(Tue)20:43 編集
無題
ええー、ティーバッグ派が多いのですかー、ちょっとびっくりです。ティーバッグなら今だってコーヒーチェーンにあるし。テイクアウトのときはティーバッグをどこで捨てていいかわからないから困るんですけど。そして、ティーバッグなんて元値が安いのがわかりすぎる気が。

今後の実験などなど楽しみにお待ちしています!
なお 2010/02/24(Wed)14:10 編集
ティーバッグ
わかります~、ティーバッグだと安っぽく見えるんですよね。
個人的にはお湯だけ渡されて「あとはヤレ」というやる気の無さもいやです(笑)
他の商品は完成品出してくれるのになぁ、って思ってしまうw
ティーバッグ支持派は香り重視かな?と予想しております。
店員さんが淹れると香りが飛んだりするのかも??
糀谷 やな URL 2010/02/24(Wed)21:14 編集
無題
すでにモスグループの紅茶チェーン店がありますよ。
NONAME URL 2010/03/29(Mon)19:12 編集
無題
NONAMEさん、ありがとうございます。
私の話はセルフサービスを仮定しているので、モスグループというとカフェ・レジェロさんですね。
やはり紅茶は店員さんにサーブされるのが基本なのでしょうか・・・
糀谷 やな URL 2010/03/29(Mon)21:52 編集
無題
面白く読ませて頂きました。

紅茶派としては、ポットで紅茶が出てくるとポイント高いんですけどね。そんな店殆ど無いですね。

ファミレスでドリンクバーがあると、紅茶もある店が増えてきたのが嬉しいですが、コーヒー派の方が断然多いですよね。

コーヒー飲むとお腹ゆるくなる人って結構いると思うんですけどね。
のむのむ URL 2014/01/03(Fri)23:46 編集
無題
のむのむさん>
ご覧いただきありがとうございます。
コーヒーの扱いに比べて紅茶はまだまだ地位が低いですよね。
ただ以前に比べて紅茶の種類は選べるようになってる印象もあるので、ちょっとずつ進歩かなーと思っております。
この記事を書いた後、マザーリーフさんからポット&茶葉のセルフ紅茶屋さんが登場しているので今はまた違った状況になっているようです。
やな 2014/01/04(Sat)18:39 編集
無題
ティーバッグでもおいしいものはおいしいですがコーヒーショップではコスト削減のために質を落としていてあまりおいしくない所が多いような気がします。それでイメージが悪くなってるのかも。あと、ティーバッグ一つに対してお湯の量が多すぎて薄くなってまずいお店もよくありますね。
もえ 2014/11/16(Sun)23:44 編集
無題
もえさん>
コメントありがとうございます。
お湯の量が多いのは本当に感じます!
紅茶専門店でも「紅茶を飲み慣れてなさそうな人には薄めに出す」というお店に遭遇したことがあります…
一方で、紅茶店の紅茶は濃くて飲めないという意見も確かに聞くので、どの程度の濃さがベストなのかは悩ましいところですが…
やな 2014/11/18(Tue)21:38 編集
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