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紅茶サイト Tea for Life別館

紅茶サイト「Tea for Life」のブログ部門です。 紅茶ニュース、商品レビュー、紅茶専門店レポなどをお届けします。 Tea for Lifeは紅茶をカジュアルに、もっと身近に楽しむ事を目指しています。
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マーガレット・サッチャー〜鉄の女の涙〜

周囲の「観てきたよ」報告を聞いて、あまりに面白そうだったのでつられて行って参りました。
マーガレット・サッチャー〜鉄の女の涙〜



もう、ただひたすらに凄いのひとことです。
映画が凄い…というか、サッチャー女史の半生が凄い。
以下、イギリスの数十年前のできごと含めの感想なので、前知識なしで見たいという方は読み飛ばしてくださいませ


英国が長期間の不況に苦しんでいた時代、
映画の冒頭にも出てますが、当時のイギリスにおける中心産業は炭鉱業。
産業革命から約200年の長きにわたりイギリスのエネルギーを担い、イギリスには「石炭庁」とも言える省庁が存在したそうです。
参考:National Coal Board

このあたりは、「フル・モンティ」、「ブラス!」、「リトルダンサー」などなど
炭鉱の閉鎖、不況に関わるイギリス映画が多いあたりでも、本当に大きなひとつの時代だったんだなぁと感じますね。

特にブラス!ではサッチャー女史の影響で炭鉱閉鎖…と、なっていたような記憶が。


そんな国の中心産業であった炭鉱業が徐々に傾き、でもそれにしがみつこうと必死だった頃。
サッチャーは自己責任・自助努力の精神をもって、イギリスを再び強い国にすべく奮闘します。

予告編にもあるのですが、「戦わない日など一日も無かった」と言うサッチャー、
本当に、野党・労働者・IRAと敵ばかり。
嫌われても嫌われても、媚びることをせず信念を貫き、どうしてここまで強くなれるのかと疑問すら浮かんでくるほどの強靭さです。

フォークランド紛争で強硬な姿勢を見せたことは映画にも登場しましたが、
同じく1984年〜85年にかけて行われた炭鉱ストライキに対しても同様の強硬さを見せます。
当時のイギリス炭鉱業は国有であり、炭鉱の労働組合とサッチャー政権の全面対決となった事件のようです。
イギリスの炭鉱ストライキはこちらで写真を見ることができるようです → Strike84
このサイト様が分かりやすかった ブレア登場(福祉のニューディール様)


これを機にイギリス炭鉱の労働組合は弱体化。
戦後、イギリスを支えた基幹産業、今では斜陽産業となってしまった炭鉱・造船などの産業は民営化され、イギリス経済は復活します。


…が、イギリス経済の復活はブレア首相時代のお話。
しかしそれもサッチャー政権が無くては実現しなかった復活でしょう。
いやほんと、嫌われる事を恐れずに信念を貫く姿は凄い!


紅茶的なお話では、いつもお世話になっているMさんのブログに書かれておりましたが、
ティーカップを洗う事が伏線になっていたり、
アメリカ大使に対して紅茶を振舞うときに「母親」と名乗ったり
ちょこちょこ紅茶ネタが出てきます。
詳しくはMさんのブログ Hail to the Movies & Books
リンアンさんのブログ あなたに紅茶ギフト をご参照ください。

登場したティーカップがまたステキに見えて仕方ありません〜
深い緑色で、口が広く、柄の部分がそこまで太くない…
色々探してみたんですが、今のところ一番近いか?と思われるのがこちら。

うーん、もう少し色が深かった気がしないでもないのですが…
正解はなんだろう、気になります。
そしてサッチャー女史の自伝も出てるみたいなので読みたい!


Comment(2)

栗原さんちのおすそわけ 朝のミルクティプリン食べたよ

今月13日に発売だった商品です。
ようやく見つけましたー
20120321.jpg

栗原さんプリンの紅茶としては3年ぶり2作目。
前回のレビューを発掘してみましたが、何を書いてるのかよくわからなかったのでリンクしないでおきます。

まず香り。
香料の香りはしないです。
プリン的な香りもせず、匂いはあんまり感じ無い。

で、お味。
こちらは非常に濃厚でまったりした味わい。
生地に固さがあるのも濃厚っぽく感じる要因になっているかも。

いやー、これ、140円でコンビニ流通品でこの味って凄いと思います。

一緒に付いているオレンジソースですが
かけたらオレンジ味が前面に出て、紅茶らしさは無くなります。
オレンジ味を楽しみたい場合はいいですが、紅茶味を楽しみたい時はソースはかけないほうがいいと思われます。

個人的には、ミルクティープリンはそのまま食べて
オレンジソースはバニラアイスにかけたほうが美味しいような(ry

見つけたらまたリピートしたいと思いましたので
近場で売られていないのが残念です(´・ω・`)


Comment(5)

中国から紅茶を盗み出せ!〜ノンフィクション「紅茶スパイ」が面白い〜

最近出版された本に「紅茶スパイ」というのがありまして
タイトルであんまり惹かれなかったので、スルーするつもりだったのですが、みーやさんにお勧めしていただき手にとってみたら…
 
お、おもしろい!!!
 
私の好みどストライクな一冊でした。
 
 
時は19世紀、イギリスが「太陽の沈まない国」と呼ばれていた当時、植民地に生える珍しい植物をイギリス本国に持ち帰る「プラントハンター」が存在していた。
彼らが持ち帰った植物はイギリスの庭園を飾り、これがガーデニングとして定着してゆく。
 
そんな彼らに目を付けた東インド会社が、ある話を持ちかける。
中国から、紅茶を持ち帰ってくれないか…
 
命を受けたプラントハンター、ロバート・フォーチュンは、太平天国の乱真っ只中の中国を、上海から武夷山まで、チャノキを求めて旅をする。
 
 
やー面白い!
面白いわこれは!
 
紅茶の歴史を見てみると、紅茶が遠因となってアヘン戦争が勃発した、とあるのに、その後紅茶はインドがメインになっちゃって
わざわざ戦争したのは何だったの?アッサム茶発見でめでたしめでたしなの?と長らく疑問に思っておりました。
 
こういう背景があったんですねー
 
 
 
本筋とは関係のない点で気になったことをいくつか
・中国でベルガモットの香りの紅茶が作られていた?
明確な着香というより「茶葉の近くに果実がおかれていた」という感じのほうが近いのかも。
もしこれが事実なら、アールグレイ的なものの誕生が100年程度前倒しになり、メーカーがゼロから開発したのではなく既存のものをリノベーションしたという事になりそうです。
ただベルガモットは地中海の果実で非食用ですから、中国にあったのかどうか…中国で香りがつけられた…となると多少疑問が。
スエズ運河開通後、地中海を経由した時に茶葉と一緒に積まれたと考えるとありそうな気がしますが、スエズ運河の開通はこの本よりもう少し後の時代になるので、喜望峰を経由していたイギリス船がどこでベルガモットを積んだのかが疑問。
となるとやはり中国で…?
うーん、謎です。
 
・品質について
等級と品質が混同してるのかな?と思われる箇所がいくつか…
あるいは、フォーチュンの仕事をよりドラマチックにするためにあえて…かも。
 
とまぁ、いくつかありますが全体的には非常に面白い!
紅茶がインドで育成されることで、歴史には記されないけれど経済が大きく変わった。
紅茶は産業である、ということがよくわかる一冊です。
 
ちなみに、この時代の辺りをスパイスの面から追いかけたのがこちら
大航海時代のイギリスとオランダを軸に、スパイス生産地を奪い合い、結果として誰が真のナツメグを手に入れたのか?
ということが書かれております。
血なまぐさいですがオススメです。
 
いやぁ、歴史って、本当に面白いですね!

 
Comment(2)

横浜文明堂 ル・カフェで一服

カステラ一番電話は二番、三時のおやつは文明堂♪

ということで、紅茶仲間さんと一緒に文明堂カフェに行って参りました。
教えていただいたところによると、上のCMの文明堂と、ル・カフェの文明堂は別の会社らしいです。
CMの文明堂は「株式会社文明堂東京」、ル・カフェは「横浜文明堂」
売ってるカステラの味も違うとかなんとか。奥が深い。

ル・カフェさんでは、北欧紅茶を飲むことができます。
アールグレイ、セイロンブレンド、ロイヤルミルクティーなどなどがポットサービスで700円から。
今回は、ノーベル賞の晩餐に出されるというセーデルブレンドをチョイス。
何度かお話は聞いていたのですが初めて飲む機会に恵まれました。

201203183jpg.jpg
甘さとほんのりとしたフルーティーさのある香り、
おおー、これは癒される。昼でも夜でもいけそうなフレーバーですね。

ポットがちょっと風変わりで、普通のポットと比較するとやや大きめな半球状のガラスポット。
茶こしが内蔵されていて、ネジ的なもので上げ下げできるようなので、好きな濃さで調整可能のようです。

1杯目は少し薄く感じましたが、2杯目以降は美味しくいただけました。

201203182.jpg
スイーツはカステラを練りこんだという「カステラプディング」
といっても、固形のカステラがごろっと入っているようなことはありません。
少し固めに感じましたが、非常になめらかで濃厚。ほろ苦いカラメルが絶妙な組み合わせの美味しいプディングです。

一緒に付いているのはなぜかオレンジシャーベット。
珍しい組み合わせのような?プリンにオレンジシャーベット
美味しいからいいけど!w


どちらも紅茶と合うわぁ〜(*´д`*)アハァ

ちなみに、横浜文明堂系列でないと売っていないという「黄金のカステラ」なるものをお買い上げしてきました。
私の大好きなザラメ食感と聞いて、今から開封が楽しみです。

ステキな紅茶そしてカステラをご紹介いただき、ありがとうございます!


Comment(2)

猫だらけ!紅茶専門店 アンソレイユさんに行ってきた

追記:アンソレイユさんは2013年2月にて閉店されたようです。

四ツ谷駅近くにある紅茶専門店「アンソレイユ」さんにいって参りました。
こちらのお店はホームページに色々と注意書きがあり、それを見た時にはハードルが随分と高そうに見え、行っていいのかどうか迷いました。
なにぶん猫さんとあまり触れ合ったことがないもので、どう接していいかもわからない身のため…
 
でも紅茶店という響きに負けて、作戦をたてて行って参りました
その名も「猫が近づいてきたら気配を殺してすぎるまで待つ」作戦!
…多分大丈夫…だと思う。
 
お店は半地下になっていますが、店内のインテリアが白ベースなので非常に明るいです。
優しげなマダムがにこやかに出迎えてくだいます。
メニューには紅茶だけが記載されており、お値段はポットサービスで750円からとなっております。
 
食べ物はスコーンだけのようで、そちらをオーダー。
甘くていい香りのスコーンがテーブルに運ばれてきました。
こちらは「猫に食べられないよう注意してくださいね」
とのこと。
猫さんにとって良くないそうです。
 
……しかし、この写真のとなりにはすでに
 
20120314.jpg
ね、狙われてるー!!w
 
 
これはもしや「いつでも飛びかかれますぜ」という状態ではないでしょうか。
どっきどきです。
マダムもスコーンを食べてしまわないよう、水などで気を引いてくださいます…が、
取り合えず慌ててスコーンを完食。
 
ほんのり甘くて美味しいです。
 
紅茶は、ヴィクトリアというケニア系の紅茶をいただきました。
これは美味しい。
私の苦手な青臭さがなく、1杯目から味がしっかり出ております。
ミルクをいれてもまた合う。

サイトのほうにも書きましたが、Janatってこんなに美味しかったのかと(やっぱり失礼)
美味しいなー、この紅茶欲しいなー
 

……
 
……おっといけない、積み茶積み茶。
 
ちなみにこちらのお店で、人生初、猫に乗られるという体験をいたしました。
全く近寄ってこない猫さんもいたので、好奇心旺盛な猫さんだったのか、たまたま通り道だったのか…
はっ、気配を殺す作戦、気配を殺す作戦…
 
カワエエ(*´Д`)
 
猫の匂いがどうしてもありますが、すぐ慣れます。
気にならない! という方のみオススメです。
 


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