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紅茶サイト Tea for Life別館

紅茶サイト「Tea for Life」のブログ部門です。 紅茶ニュース、商品レビュー、紅茶専門店レポなどをお届けします。 Tea for Lifeは紅茶をカジュアルに、もっと身近に楽しむ事を目指しています。
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「相棒」紅茶パン 薄皮ミルクティー&2色ビスケパン食べたよ

今回で2回目となる「相棒」パンが発売されました。
前回の記事は…と、探してみたところ、どうやら書いて無かったようです。
でも前のも食べてました。今でも思い出せますあのパサパサしたパンの(以下略


さて今回発売になったのは2種類!
定番「薄皮パン」シリーズから「薄皮ミルクティークリームパン」
そして2つの味がひとつになった「2色ビスケパン」ミルクティークリーム&レモンティーゼリーです。

ちなみにどちらも消費期限が1日後・2日後だったので今とても涙目なんですが
これはスーパー側の問題なのかな…(´;ω;`)ウッ…
でも発売開始が1日で消費期限が5日になってるので、どちらにしろそこまで長くはないようです。

さてまずは2色ビスケパンから。
ビスケパンってなんぞ?と思ったら、上に薄いビスケットが乗ったパン、つまりメロンパン的なものらしいです。
201212042.jpg
すでに割れ気味。

ビスケのなかには紅茶茶葉が入っていますが、何の茶葉かは不明。
いつもの紅茶香料のちょっと酸味があるような香りがするのは、中に入ってるレモンティーゼリーの影響かな?

ちなみにこのゼリーはジャムとして普通に美味しくいただけます。
甘酸っぱいレモン風味のジャム、うん。普通に美味しい。

一方クリームは少しねっとりした味わい。
ビスケパンもやや重いので、飲み物が欲しい感じです。


お次は薄皮ミルクティークリームパン
薄皮シリーズとして期待してましたが、こっちのパンのほうが香料きつい気がします。
20121204.jpg

噛み締めるほどに香料味。
そして結構甘いです。
こちらも飲み物必須かなぁ、お茶が。


個人的には、レモンティーゼリーパンだけ単独発売して欲しいかもw


紅茶味のパンは売れないだの何だのニュースリリースに書いてましたが
パンに限ってはコーヒーや抹茶より紅茶のほうが種類が豊富のような気が致します。
パン屋に行っても紅茶葉入りのものは1種類くらいあるし、
今までも私、蒸しパンとかデニッシュとかメロンパンとかいっぱい食べてきたような気がするんですよね。
それで売れないとかちょっとびっくりです。
本当なのかしら〜


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夏休みの自由研究 レモンティーの謎 Pert1

もうずいぶん寒くなってしまいましたが、夏に発売された紅茶レモネードについて調べている時に気になった事がありまして、夏ごろからちまちま調べておりました。
このレモンティー…というかtea with lemonというメニューは、一体いつ頃登場したのでしょう?
色々なページを巡ってみたものの、出典があまりにもバラバラで追う事ができませんでした。
 
どうやら、日本に入ってきたのはアメリカの農業組合からの紹介という線が濃厚そうなのですが、世界でいつ頃考案されたか、となるとちょっと疑問です。
アメリカで採れ過ぎたレモンを絞って入れたという説が多数派のようですが、
イギリスでの呼ばれ方やアメリカの歴史を考えるとなんか腑に落ちないところも…というわけであれこれ調べてみました。
common5.jpg

①レモンティーはアメリカが起源で、イギリスでは飲まれない説
こちらはルピシアだよりより。
 
「いずれにしても、レモンティーの起源はアメリカ。なので伝統と格式を重んじる英国では、「レモンティーは・・・」という考え方が強まったようです。」と書かれており、
レモンティーの起源はアメリカだと言いきってます。
”「レモンティーは・・・」という考え方”って何を言いたいのか具体的な記載がありませんが、あまり好まれていないと受け取っていいですかね。
 
この記事の信憑性は、その下に書かれている「紅茶本来の風味を大切にするルピシア」の信頼度と同じくらいと考えでいいでしょうか?
 
 
②イギリスにもレモンティーがちゃんとある説
一方でイギリスにもtea with lemonのメニューがある事は知られています。
こちらは「ロシアンティー」と呼ばれており、ヴィクトリア女王がロシアを訪問した際に出されたロシア式紅茶に由来しています。
 
 
というわけで
少なくともイギリスにはロシア経由でtea with lemonが入ってきています。
なお、ここに登場するヴィクトリア女王の孫娘とは、ニコライ二世の皇后アレクサンドラとなるため、訪問時期としては1894年~1901年の間、イギリスに広がったのはその後となります。
アメリカでレモンティーが飲まれていたことが確認できる時期のほうが20年ほど早いようなのですが
現在「ロシアンティー」の呼び名で定着している事を考えると、ヴィクトリア女王が飲んだというインパクトの方が大きかったのではと推測できそうです。
王侯貴族が伝播の由来となった他国のものを「邪道」なんて言うかな?
(そもそも他国の様式なので邪道・王道を議論するほど身近なものでないのでは?という意味も含め)
 
また、ロシアにはアメリカを経由して伝わったなんて説もありましたが、ヨーロッパを経由せずロシア→アメリカへの伝播となるとカナダ・アラスカを経由する事になります。
アメリカの開拓が西海岸まで到達するのは1860年代なので年代的にはあり得ますが、経済的な事を考えると大西洋経由のほうが人や情報の往来が激しいはずだし、やや不自然な気が…
そんな事あるものなのかな??
 
いずれにしても「アメリカ起源だから敬遠されている」というのは疑問符が付くんじゃないかと。
「ロシアンティー」なんですから、ロシア式という認識のはずでは…?
 
 
 
③世界で初めてのアイスティーレシピによると1879年にはすでに紅茶にレモンを入れている
1879年に出版されたレシピ本に、世界最古のアイスティーのレシピが掲載されているようです。
本の名前は「Housekeeping in Old Virginia」アメリカにて出版。
これが本当なら万博で初めてアイスティーが登場したという話も覆りますね。
で、ここに「A squeeze of lemon will make this delicious and healthful」という記載があり、レモンを入れると美味しくて健康的になると紹介されております。
 
おっとっとレモンティーを調べていたのに思わぬ副産物が。
 
 
④レモンとレモネードの発祥地から考える
レモンの歴史はかなり古く、西洋の果物だと思われがちですが原産はインドのヒマラヤ地方(アッサム州という噂も)と言われております。
その歴史は相当古く、10世紀にはヨーロッパに広まり、11世紀には食用にしていたようです。
レモネードは16世紀にフランスで始めたのが最初と言われておりますが、原型のようなものは11世紀のエジプト、あるいはさらに東の国にあるのでは、とも言われているようです。
 

⑤レモンティーの起源は中国である説
これはこちらより。
 
ロシアは世界の中でもレモンティーを愛飲する国であり、その起源は中国にある、との記載が。
他の出典が見つからないので正誤は不明ですが
 
日本では、レモンティー=アメリカ というイメージだけれど
アメリカではレモンティー=ロシア のイメージが強いっぽい?
 
そしてロシアは中国から茶を輸入していたので、レモンティーもそこから伝播したのでは…という思考なのかな。
ただしその後の中国では、お茶にレモンを入れている様子はない…
 
 
 
今のところ調べられているのはこんな感じ。
 
 
夢を含めてこんな仮説を立ててみました。
 
 
仮説1.「レモンティー=アメリカ」ってのは日本独自のイメージなのでは?
昔の人がアレンジティーに挑戦していなかったとは考えにくいし、アメリカ発祥より前にどっかで飲まれててもも不思議はないかなと。
個人的にはトルコとか、イスラム圏のお茶文化がどんなものなのかもっと知りたい。
あとロシアではいつ頃からレモンティーが飲まれていたのか、
そもそもロシアのお茶の歴史はどのくらい前から始まってるのかという点も。
中国と陸路で取引してたしヨーロッパ最古でしたと言われてもおかしくないような。
今のところイギリス・アメリカ目線の歴史資料は豊富にあるけど、イスラム・東欧は文献とか非常に少ないので、その辺の歴史を調べないと「レモンティーはアメリカが発祥です」なんて断言できないんじゃないかな。
 
 
仮説2.イギリスでレモンティーがあまり飲まれないのは、単にミルクティー飲んでるからじゃね?
何が言いたいかというと、レモンティー敬遠は習慣的なものであって、他国発だから、みたいな排他的な理由は無いんじゃないかな?と
日本で「あなたは緑茶に砂糖入れる?」って聞いて、「日本では緑茶に何も入れないのが普通だよ」と返事されたようなものなんじゃないかと想像してみる。
 
 
仮説3.フレーバーティーの起源から考えるロシアンティー
お茶への着香の歴史は、南方で採れたお茶を陸路で届けている最中に風味が落ちてしまったのをカバーするため、花や果実の香りでごまかしたのがはじめという説があります。
もし風味が落ちてしまっているなら、アレンジティーのはじめもここにあっていいのかなと思わなくもない。
これなら、中国ではレモンティーはあまり飲まれないけど、ロシアまで茶を運んですっかりくたびれてしまったお茶にレモンを入れて風味を補ったと考えられる気もする。
根拠は何もない。
 
 
あくまでも思いつくまま。
うん多分広く言われてるほうが正しいんだと思いますよ、なんの確証もなしに言ってるわけじゃないんでしょうから。
なのでPert2があるかどうかは思いっきり不明ですw
でもまた気が向いたらまた色々調べてみたいところです〜(´∀`*)
 
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3ステップで茶殻を簡単に捨てる・それでもだめならお茶パックでいいじゃない

紅茶は面倒とよく聞きますが、実際どの辺が面倒なのかな?と考えた時
私の場合、圧倒的に作るよりも片づける方が面倒だなと思ったわけです。
 
お菓子や料理もそうなんですが、作るというのはそれなりに楽しく、ウキウキするんですが
問題はその後に待ち受けるおおよそ生産とは関係の無い片づけという「作業」
 
美味しく紅茶を飲んだ後に残る無数の茶葉を見てげんなりとした気持ちになってみたり
洗い物で四苦八苦してシンクの上を流れる茶葉を呆然と見つめてみたりとか…
次に紅茶を飲むとき、シンクに散らばる茶殻が脳裏をよぎる程度のトラウマ力があります。
めんどいめんどい。
 
 
というか実際困ったんです。
紅茶の本を見ても、淹れ方についてはこれでもかというくらい解説してくれてるのに
片づけについて記載してくれるところが無く
さてどうやって捨てたものかと。
 
いつか自分の手順をホームページに載せようとも考えたんですが、
茶殻掃除とか絵面がねー…
ほらやっぱり綺麗な紅茶の写真が載ってた方が「 (*p'∀'q)わぁ」ってなるじゃない、「 (*p'∀'q)わぁ」って。
でもここできっちり片づけまで載せなければTea for Lifeの”Life”が飾りになってしまう!
 
…というわけで、需要あるかどうかわかりませんが書いてみました。
common4.jpg

簡単に茶殻を片付けるには?

 
まずポット選びが重要。
アヒル口タイプがおそらく一番メンテナンスが楽なのではと思われるため、
おすすめするのはアヒル口タイプです。

慣れてしまえばどの形状でもいけるので、最終的にはお好きなもので。
(ちなみにアヒル口が正式名称なのかどうかちょっとわからんのでご存じの方教えてください)
 
~ 手順 ~
 
①茶殻の入ったポットに水を入れてぐるぐる回す
大きい声では言えませんが紅茶注ぐと同時に一掃することだってできるんですよ
回すな!って言われそうですが、家でこっそりやればバレません。
 
 
②茶こしにザバー
ここでポットの中の茶葉が全部茶こしに移動します。
これがやりやすいのがアヒル口のメリット。
自分がやる限りでは、アヒル口タイプだとほぼ一発で茶こしに全茶葉を移動できますが
それ以外だと2〜3回ほどかかります。
 
 
③茶こしをひっくり返して「トン!」
適度に衝撃を与える。あまり弱すぎてもダメ。
シンクの角に茶こし叩き用の台みたいなものがあるとそのまま三角コーナーに落ちてくれます。
半渇きだともれなく失敗します。
 
 
写真・動画付きの記事はこちらから
http://tea-for-life.net/knowledge/chagara.htm
(最新ブラウザ推奨です)
 
 
もちろん、「必ずこの方法で」という主旨のものではありません。
というか、「こっちの方がもっと手軽だよ」という情報が欲しくて「これでいいのかな?」と思いつつ公開してみた部分もありますので
もっといい方法あるよ!という方は、ご自身の片付け手順をアップしていただけると
私をはじめ世の中のめんどくさがりさんが喜びます。
 
 

お茶パックだっていいじゃない

以前「BELLOCQ」さんでも仰ってましたが、
時間が無い時、忙しい時というのは誰にでもあるものです。
いつでも美味しい紅茶を飲みたいし、飲んでもらいたいと思ってメーカーさんも開発しているのでしょうけれど
朝とか慌ただしい時にそんなきっちりやってられない事だって多いです。
 
茶殻を捨てる時間も無い。
そんな時はお茶パック使えばいいじゃない。
と思います。
 
きちんと作るのが紅茶を尊重する事だよ、というのは同意です。
じゃあきちんと作る時間が無い時は紅茶に悪いから飲まないのが良いのか?というと
そうなると紅茶が売れなくなるし、ますます限られた紅茶好きしか紅茶を楽しめない状態になるし、
まあこれは商業的な考えとか個人のポリシーの問題なのでいち意見ですが
 
色んなシーンで、その時に合った紅茶と、紅茶を飲むスタイルを選べる事もまた素敵。
と私は考えております。
なので改めてお勧めします。
茶殻掃除が面倒ならお茶パック使えばいいんですよ。
さあ紅茶を飲もう!
 
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衝撃の1ポット2万円紅茶が置いてあるカフェ(で、普通のお値段の紅茶を飲んできた)

お茶にこだわりのあるお店が麻布十番にあると聞いてお出かけしてまいりました。
場所は麻布十番ザ・ダージリンさんから徒歩3分あるかないかの距離。
ザ・ダージリンさんから徒歩3分あるかないかの距離です。
大事なことなので2回いいました。
 
2フロア構成の見るからにシャレオツなお店、この店が表参道にあったら、私なんぞは見ただけで逃げ出したくなりそうです。
詳しいレビューはいつものようにサイトの方にて
 
店員さんも笑顔が素敵ないけてる男女で、非常に気分良く過ごすことができます。
むしろ何度か「紅茶の味は濃すぎませんか?濃かったら言ってくださいね?」と、何かを心配するかのように様子を伺いにきてくださり、
あー無愛想で目線を合わせないように紅茶をこっそり飲み、(・∀・)ニヤニヤしながらメニューの写真撮ったりスマフォいじったりしてるせいかなーと思ったりして、
もし世の中に女子力ならぬ「客力」があるなら圧倒的に不足しててごめんね(・ω<) てへぺろ
くらいの申し訳なさをひしひしと感じるのでした。
 
いやでも今回ばかりはちょっと事情があってですね
メニューを開いたら真っ先に見えたのが、これ
 
20121118.jpg

( ゚д゚) ……?

(つд⊂)ゴシゴシ (;゚д゚)…… (つд⊂)ゴシゴシ _, ._ (;゚ Д゚) …?!
 
 
2万円!?
 
 
こ れ は 一 体 
3分も離れていないザ・ダージリンさんで茶園指定ダージリンが700円で飲めるというのに
ぶっ飛んでる、ぶっ飛び過ぎている。
昔あったMドBさんの1ポット2000円は、紅茶自体も薄くぼったくり価格だけしからん!という気持ちが強かったのですが、
ここまでくるともう笑いがこみ上げるというか…
一体どんな人が頼むんだろう、今まで何ポット注文が出たんだろう。興味津々すぎます。

ちなみにリーフルさんお好きな方はお気づきかと思いますが、この1ポット2万円の紅茶、
ロットと名前から推測するに2011年のセカンドで30g3150円で売られていたものです。
仮に1ポットあたり茶葉を5g使ったとしても茶葉代はせいぜいごひゃく…おっと誰か来たようだ…


下にちらっと見えてますが他の紅茶はそこまで高額ではなく、
まぁ1ポット1200円なのでちょっと高いなーとは思いますが、1ポットがわりとたっぷり出てくるので、たっぷりゆっくり飲みたいという時でなければ、ハーフポット650円でも充分かなと思われます。
そう考えると麻布十番なのに少しお安め。
201211182.jpg
おしぼりはいい香りするし、水はレモンいれてあるし
お砂糖がスティック状のシャレオツな形だったりして、
本当にこだわりのカフェだなという感じです。

食事メニューが充実していて比較的安価らしく、近所のお客様が結構多そうな感じでした。
割と良心的なお店だと思うのに、やはりこのぶっ飛び価格がじわじわ来る…

紅茶は少し軽めですが、注文時にミルク用かストレート用かを聞いて淹れているようなので
ミルク用を注文してそのまま飲むというのもありなのかも。
気になったかたはぜひぜひw
2万円にチャレンジしたら教えてくださいww
 
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スタバが「コーヒーでやってきたこと」とは何か【スターバックス、お茶専門店ティーバナ買収へ】

またしてもスタバがお茶屋さんを買収しましたよコレ!
 
スターバックス、お茶専門店ティーバナ買収へ [ロイター]
 
記事の中に「われわれはコーヒーで実行したのと非常に似たようなことを今度はお茶で行う」と書かれております。
これを聞いて胸踊る紅茶好きも多いはず。
スタバさん、一体何するつもりなんですかーーーー
 
気になったので、スタバが今まで何をやってきたのか、調べてみました。
 
20121116.jpg

スタバは何を売ってきたか

驚くべきことにスターバックスは「コーヒーを売っているのではない」と言ってるようです。
これだけ聞くとちょっと何言ってるのかわかりませんねー状態なんですが、
スターバックスが提供するものはサービスであり、スペースであると。
コーヒーはそのための手段なのだという考え方のようです。
店で過ごす時間や買い物を楽しむ事、それらすべてがスターバックスの提供品であり、「単にコーヒーだけを売ってるんじゃないんですよ」という感じでしょうか。
 
もともと喫茶店は、単に飲料の味だけを求めたものより、日常ではできない事の補完、あるいは日常とはちょっと切り離された別の空間を楽しむという目的のものが昔から多くあるようです。
最近のメイドカフェなんかはその最たる例ですが、元をたどれば明治時代には既に「美人喫茶」と呼ばれるものがあったり、
家で音楽を聞ける設備が整っていなかった時代には音楽系喫茶が流行ったり。
今ならペットカフェなんかもそうですね。
自分好みのインテリアのカフェに滞在したい、健康的でおしゃれな食事をとりたい、なんていうのも、日常の補完の延長にあるように思えます。
 
お茶で、日常のちょっとした要望を補完するようなお店。
買い物を楽しみ、メニューのカスタマイズを楽しみ、店に滞在することを楽しむ
ああそんな紅茶店素敵…
 
 

スタバの商品戦略と事業拡大

シュルツ氏に買収される前のスターバックスは、コーヒーにこだわりがあるオーナーが経営されていた店らしく、シュルツ氏はその様子を
「創立者たちは純粋なコーヒーの信奉者であり、本物のコーヒーを知る少数の顧客に喜んでもらえれば満足した。」
と語っております。
そんなシュルツ氏自身もコーヒーにはこだわりがありましたが、多くの人にコーヒーを飲んでもらいたいという店において異なっていたようです。
 
イタリア式のエスプレッソを元祖としながら、イタリアでは使われないノンファットミルクの導入、フラペチーノの開発など、
ヨーロッパ本来の様式を重んじる人からは眉をひそめられるようなことをやったりしているらしく、
でもそれゆえに幅広い層のお客さんを呼びこむ結果となっているようです。
 
コーヒーあまり詳しくないのでこのあたりちょっと誤解があるのかもしれませんが、やはり通の人の中には「スタバなんてコーヒーじゃない」というご意見もあるようで
これは紅茶版ができたら全く同じ光景になるんじゃないかという気がしてなりません。
 
日本のお茶メーカーにはできない斬新(あるいは邪道)な緑茶、見たこともないアレンジ、
海外のセンスで作られた茶道具、そういう目新しいもの一つ一つが魅力的で、
それゆえに「あれは紅茶とは言えない」と言われるような、そんなお店になるのではと切に願っております。
あ、もう日本に上陸する気満々で書いてますが、上陸したらまさにお茶店の黒船になるのではないでしょうか。
 

余談;「うちはコーヒーを売ってます」と言ったのは

「コーヒーを売っているのではない」と言ったスタバに対して、「うちはコーヒーを売ってるんだ」と言ったのがドトールコーヒー。
ドトールが登場する前、コーヒー1杯はタクシー初乗り料金と同じ値段だったとか。
今の感覚で考えると、相当高い値段設定に思えますね。
また上にも出てきた昭和版コンセプト喫茶が流行していた時期でもあり、純粋に低価格でコーヒーを飲んで休める場所を作るという意図があったようです。
今、格安でコーヒーが飲めるのはドトールの影響が大きいのかもしれません。
 
ドトールの紅茶版は…マザーリーフティースタイルか、ハロッズティーバー…が近いのかな?(´ε`;)ウーン…ちょっと離れてるかな…
むしろスタバのお茶店が上陸したら、ドトールが対抗してお茶強化してくれると面白いのですが。
 
 
…というようなことは、こちらの本に書いてありました。
コーヒー話が主ですが、興味深いです。
紅茶専門店興亡記とかないのでしょうかww
Comment(0)
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HN:
糀谷 やな
自己紹介:
紅茶好き、紅茶と名のつくものには何でも釣られます。
紅茶専門店は170店舗巡ってます。
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