紅茶サイト Tea for Life別館
紅茶サイト「Tea for Life」のブログ部門です。
紅茶ニュース、商品レビュー、紅茶専門店レポなどをお届けします。
Tea for Lifeは紅茶をカジュアルに、もっと身近に楽しむ事を目指しています。
[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
第7回紅茶大会 レポート
もう7回目とか、月日がたつのは早いですねー。
申し訳ないくらいに皆勤賞な私は今回も参加です。
今回は「チャイ分科会」と称して、なんとなくチャイを作るエリアが登場したりしてました。
チャイがお上手と言えばナガレさん。いつも大好評なんですよね。
今回は、スパイス2倍とかいう超・刺激的なチャイも登場したそうなのですがすっかり飲み逃しました。
そして、ミルクを入れない「ストレートチャイ」も登場。
スパイスがちょっと喉に刺激的でしたが、これが案外いけました。
夏場、アイスティーにするとかなーり良さそうな気がします。
今回のお菓子いきましょうか。
今回はすごかった!
うまい棒があった!
やさいサラダ味大好きなんだよー!これ紅茶に合うよね!!
・・・・・・あ、合うよね!&(”!)$0(←動揺
誰にも賛同を得られず、多分大会中にボリボリうまい棒を食べてるの私だけだったような気がぷんぷんしますが、
うまい棒はうまいよ。
そして手前の何やら豪華そうなもの
seakさんが作ってくださった牡丹のパイ。
以前動画でおみかけして、これはすごい、食べてみたいと思っていたのですが
まさか食べられるとは。
揚げまんじゅうってこんな味かな。
とてもおいしゅうございました。ありがとうございますm(_)m
seakさんの動画で個人的に好きなものを勝手にリンクしておきます。
こちらが牡丹のパイ
こちらが牡丹のパイ
桜プリンの美しさは秀逸!
ホテルオークラのフレンチトーストか・・・よだれが。
夜中に見ると危険ですので、絶対におやめくださいねw
今回の大会の締めはなぜかラプサン。
まだ飲んだ事が無いという方がいらしたので、のりじゅにあさんが嬉々として作成しておりました。
途中で茶葉が足りなくなったのでキャンディで埋めて
なのに、なのに薄まる事無きラプサン臭がすごいったらすごい。
でも、意外と抽出してるそばにいると臭いがしないというか(別名:麻痺)
ちょっと遠ざかったほうがくるかもしれません。すごかったです。
というわけで、紅茶大会は今回も無事に終了。
参加された皆様。主催の皆様、Ustされた皆様、おつかれさまでした。
またどこかでお会いできるとよいですね〜
またしても「ミッソ」 しかも今度はスコーンで!?
以前に紅茶フルコースにお誘いくださった
グレイス紅茶ギャラリーさんから、今度はスコーン教室のお誘いをいただきました。
主催の先生が、いつも美味しいスコーンを追い求めてはつぶやかれているのを目にしているので、
これは美味しいものにありつけるぞ!
と閃いたワタクシ。
ぜひぜひと参加させていただきました!
ギャラリーのほうには初めてお邪魔したのですが、
もーういたるところに紅茶缶や手作りのアレやコレ(名前教えてもらったけど忘れた)があり
とっても可愛いのです!
許可をいただき1枚パシャリ。
アンティークそうなハロッズ。美しい~
で、本日のスコーン教室では、なんと4種類のスコーンを作ります!
1.プレーン
2.マスタード&ソーセージ
3.きなこ
そして4種類目は
「せっかくやなさんが来てくださったのでキワモノを。」
という理由から 味噌。
い、いやいや!ちょっと待ってください!
私は、決して、キワモノが好きなのではなく!好奇心にまけてつい試してしまうにすぎません!
ほんとほんと。ウソジャナイヨー
・・・という必死の抵抗をスルーされつつ、スコーン教室開始です。
スコーンはもともと、作成にそれほど時間のかかるものではありませんが、
今回は4種類を1時間半くらいでつくったのかしら。
なんと、粉を混ぜる作業は
フードプロセッサーで行いました。
我が家にも小さなフープロがあるのですが、お菓子で使ったことは無かったです。
こんなに楽チンだったとは・・・次から絶対フープロにする!
そして焼きあがったものがこちら!
きゃー!美味しそう(>▽<)
腹割れしてる腹割れ!
今回の教室で、自分が作るスコーンがちっとも腹割れしない理由が解った気がします。
こんな美しい銀器のティーセットで・・・うはぁ。素敵。
いただきます(-人-)
以前、チーズが入ったスコーンを食べた時、これはどうなの?と思ったことがあり
それ以降、食事になりそうな具財のスコーンには手を出したことが無かったのですが
今回作ったマスタード&ソーセージがもんのすごく美味しかった!!
スコーンは中の具も大事だけど、生地が大事ね。
これからはスコーンが朝食に登場することが多くなりそうです。
ちなみに、疑惑のキワモノ「味噌スコーン」ですが、
味噌パンや味噌まんじゅうみたいな味わいで、そうミスマッチでもなかったです。
皆様を巻き込んでしまったみたいで、申し訳ないのと同時に、
一緒にキワモノを楽しんでくださって、ありがとうございました。
グレイス紅茶ギャラリーさんから、今度はスコーン教室のお誘いをいただきました。
主催の先生が、いつも美味しいスコーンを追い求めてはつぶやかれているのを目にしているので、
これは美味しいものにありつけるぞ!
と閃いたワタクシ。
ぜひぜひと参加させていただきました!
ギャラリーのほうには初めてお邪魔したのですが、
もーういたるところに紅茶缶や手作りのアレやコレ(名前教えてもらったけど忘れた)があり
とっても可愛いのです!
許可をいただき1枚パシャリ。
アンティークそうなハロッズ。美しい~
で、本日のスコーン教室では、なんと4種類のスコーンを作ります!
1.プレーン
2.マスタード&ソーセージ
3.きなこ
そして4種類目は
「せっかくやなさんが来てくださったのでキワモノを。」
という理由から 味噌。
い、いやいや!ちょっと待ってください!
私は、決して、キワモノが好きなのではなく!好奇心にまけてつい試してしまうにすぎません!
ほんとほんと。ウソジャナイヨー
・・・という必死の抵抗をスルーされつつ、スコーン教室開始です。
スコーンはもともと、作成にそれほど時間のかかるものではありませんが、
今回は4種類を1時間半くらいでつくったのかしら。
なんと、粉を混ぜる作業は
フードプロセッサーで行いました。
我が家にも小さなフープロがあるのですが、お菓子で使ったことは無かったです。
こんなに楽チンだったとは・・・次から絶対フープロにする!
そして焼きあがったものがこちら!
きゃー!美味しそう(>▽<)
腹割れしてる腹割れ!
今回の教室で、自分が作るスコーンがちっとも腹割れしない理由が解った気がします。
こんな美しい銀器のティーセットで・・・うはぁ。素敵。
いただきます(-人-)
以前、チーズが入ったスコーンを食べた時、これはどうなの?と思ったことがあり
それ以降、食事になりそうな具財のスコーンには手を出したことが無かったのですが
今回作ったマスタード&ソーセージがもんのすごく美味しかった!!
スコーンは中の具も大事だけど、生地が大事ね。
これからはスコーンが朝食に登場することが多くなりそうです。
ちなみに、疑惑のキワモノ「味噌スコーン」ですが、
味噌パンや味噌まんじゅうみたいな味わいで、そうミスマッチでもなかったです。
皆様を巻き込んでしまったみたいで、申し訳ないのと同時に、
一緒にキワモノを楽しんでくださって、ありがとうございました。
駒大学園祭~駒大紅茶文化研究会さん突撃記録~
最近楽しげなイベントはTwitterで拾う事がおおくなりました。
駒澤大学紅茶文化研究会という、聞くだけで心が躍る皆様にフォローしていただいたのをきっかけに、
駒澤大学の学園祭に遊びに行ってきました。
学生時代になんらかの紅茶部に入るのが私の夢でした。
でも周囲で紅茶飲んでる人なんて誰もおらず、
「紅茶王子」を読みながら、紅茶好きなんてフィクションの世界にしか存在しないんだ。と、思いながら心の中でひとり紅茶研究会をそっと旗揚げしたあの日(遠い目
夢の学生生活が、この門をくぐった先にあるなんて!
いやっほーう!くぐるぜー!
お店の名前は「TeaPot」というらしいです。
可愛らしいハートのマークが目を引きます。
トランプのようなので、モチーフはアリスかな?
メニューは、ダージリン、アッサム、ニルギリ、ウバ、ディンブラ、キャンディ、ルフナ、キームンにラプサンまで揃って ポットサービス300円!
安っ!
その他、フレーバー(か、アレンジ)のメニューが500円前後で用意されていました。
中には駒大オリジナルブレンドという紅茶も!
研究心旺盛で凄いですねぇ。
いったいどんなブレンドなのかと気になり、ついオーダー。
マスカットのフレーバーティーで、爽やかな味わいの紅茶でした!
ひとり紅茶を満喫していると、隣に座ったオサーンがなにやら話しかけてきて
「飲みきれないんで残りの紅茶飲んでくれる?」
とか言われました。
うん、まぁ確かに値段からしてポットサービスだとは思えないよな。
1ポットで3杯くらい飲めるから、一人で飲むのは辛いですよね、
残すのも悪い気がして、残せないかもね。
お気持ちお察しいたします。
・・・・・・だが断る!!
いやもう、何が凄いかって、
こういうオサーンに絡まれたり、私みたいに得体の知れない客が来る中で
とても立派に接客をこなしていたのが凄い。
お店を成功させようという意思のようなもの、ひいてはお客様を大切にしようという心意気は、言わずともなんとなく伝わってくるものです。
紅茶のことが解らない人向けに、小冊子のようなものも用意されていて、
その中に溢れんばかりの紅茶への愛を感じました。
若いって、いいね・・・あ、目からディンブラが。
なかなか盛況だったのでご挨拶もできず、
紅茶愛を語るチャンスもなく帰ってきてしまいましたが、
いやほんと、こんな私に来てくれとお声をかけていただきありがとうございました。
その優しさが茶の心ですのぉ・・・
完全に余談ですが、昔、試験会場で見知らぬ女子大生らしき人から
「ひとくち飲んだけど美味しくなかったのでいりませんか?」と、飲みかけのジュースを差し出されたことがあります。
炭酸紅茶でした。
なんだろう、そんなに人様の紅茶まで欲しているように見えるか!!?
トワイニングプレミアムティータイム@表参道
11月1日から、トワイニング社が表参道でイベントを開催しているそうです!
公式サイトはこちら。
いやー、ぜんぜん知らなかったから出遅れたわー!
なんでも、お店が提供している「トワイニングメニュー」を食べると、毎日20名さまにオリジナルグッズが当たるとかなんとか。
こりゃもう行くしかない!
というわけで、やってきました表参道。
最近なにかと用事があってやってくるのですが、もしかすると都内で一番苦手な場所かもしれない・・・
いや、表参道はいい町だし何の恨みもないんですが、
周囲がオサレすぎてものっすごい疎外感を感じるんですわ。
・・・私、ここにこんな格好で居ちゃいけないよね。的な。
しかも表参道のオサレなオープンカヘで。
輝いている女性によるアロマなんちゃらーのセミナーすら開催されると。
超行きずらいじゃん。
今回もそうとう葛藤したのですが、一応紅茶好きとしてはトワイニングさんは外せないだろう。そうだこれは仕事だ仕事と思え。
という、趣味なんだか何なんだかもうわからない状態になってGO。
え、服装?
ユニクロのジーンズ穿いていきました!私の最高ランクのお洒落服です(`・ω・´)
あまり深い意味は考えたくないですが、「屋内だったらお通しできます」と言われたので、
言われるがままに屋内店舗へ~
店舗内のいたるところにトワイニングディスプレイがしてあって、とっても心が躍りました。
壁面にはこんなパネルが!
少し前まで、ダージリン=紫、 プリンス・オブ・ウェールズ=黒 のパッケージだったと記憶しておりますが、
最近パッケージがちょっと変わったのですね。
全体的にパステル調になってました。
そして、噂のトワイニングキャンペーンメニューはこちら
ケーキと紅茶を数種類の中から選べて930円。
紅茶は、トワイニングティーバッグシリーズの中から、
ケーキは、チョコレートケーキ(写真)以外 ケーキ名が長くて覚えきれな(ry
6種類くらいあったような。
紅茶は、ポットの中にティーバッグが2個入っております。
味は薄い感じですね・・・カップにして3杯ほど飲めるので、TB2個じゃ足りないんじゃないかと思われ。
ケーキは私の大好物チョコレートです。
チョコスポンジが、生チョコ状態のやや硬いチョコ層で挟まれているやつです。
個人的には、チョコレートにはキームン系が合うと思っているので、
紅茶はプリンス・オブ・ウェールズをチョイスしました。
まぁ、前からトワイニング社はCMに鈴木京香さんや天海祐希さんを起用していて、
ターゲットは一貫して働く女性ということで何もブレちゃいないんでしょうけど、
こういうイベントがあると、紅茶ってお洒落さんのアイテムなんだなという印象が非常に強く感じられる気がします。
そういう雰囲気が好きで紅茶を飲んでいる人も相当数いるのでしょうけれど、
私としてはちと複雑ですのー。
公式サイトはこちら。
いやー、ぜんぜん知らなかったから出遅れたわー!
なんでも、お店が提供している「トワイニングメニュー」を食べると、毎日20名さまにオリジナルグッズが当たるとかなんとか。
こりゃもう行くしかない!
というわけで、やってきました表参道。
最近なにかと用事があってやってくるのですが、もしかすると都内で一番苦手な場所かもしれない・・・
いや、表参道はいい町だし何の恨みもないんですが、
周囲がオサレすぎてものっすごい疎外感を感じるんですわ。
・・・私、ここにこんな格好で居ちゃいけないよね。的な。
しかも表参道のオサレなオープンカヘで。
輝いている女性によるアロマなんちゃらーのセミナーすら開催されると。
超行きずらいじゃん。
今回もそうとう葛藤したのですが、一応紅茶好きとしてはトワイニングさんは外せないだろう。そうだこれは仕事だ仕事と思え。
という、趣味なんだか何なんだかもうわからない状態になってGO。
え、服装?
ユニクロのジーンズ穿いていきました!私の最高ランクのお洒落服です(`・ω・´)
あまり深い意味は考えたくないですが、「屋内だったらお通しできます」と言われたので、
言われるがままに屋内店舗へ~
店舗内のいたるところにトワイニングディスプレイがしてあって、とっても心が躍りました。
壁面にはこんなパネルが!
少し前まで、ダージリン=紫、 プリンス・オブ・ウェールズ=黒 のパッケージだったと記憶しておりますが、
最近パッケージがちょっと変わったのですね。
全体的にパステル調になってました。
そして、噂のトワイニングキャンペーンメニューはこちら
ケーキと紅茶を数種類の中から選べて930円。
紅茶は、トワイニングティーバッグシリーズの中から、
ケーキは、チョコレートケーキ(写真)以外 ケーキ名が長くて覚えきれな(ry
6種類くらいあったような。
紅茶は、ポットの中にティーバッグが2個入っております。
味は薄い感じですね・・・カップにして3杯ほど飲めるので、TB2個じゃ足りないんじゃないかと思われ。
ケーキは私の大好物チョコレートです。
チョコスポンジが、生チョコ状態のやや硬いチョコ層で挟まれているやつです。
個人的には、チョコレートにはキームン系が合うと思っているので、
紅茶はプリンス・オブ・ウェールズをチョイスしました。
まぁ、前からトワイニング社はCMに鈴木京香さんや天海祐希さんを起用していて、
ターゲットは一貫して働く女性ということで何もブレちゃいないんでしょうけど、
こういうイベントがあると、紅茶ってお洒落さんのアイテムなんだなという印象が非常に強く感じられる気がします。
そういう雰囲気が好きで紅茶を飲んでいる人も相当数いるのでしょうけれど、
私としてはちと複雑ですのー。
セミナー参加記録「世界に羽ばたく国産紅茶」 パネルディスカッション
はい、前回に引き続き、「世界に羽ばたく国産紅茶」セミナー パネルディスカッションのレビューです。
ディスカッションのテーマはずばり「世界に羽ばたく国産紅茶」なのですが、
基調講演から、どちらかというとそのテーマに真っ向反論!のように感じられました。
いやでも、一般消費者目線から見れば先生方のお話がいちいち頷けるのですよね。
それもこれも、皆さんが国産紅茶のことを真剣に考えられ、テーマに迎合することなく忌憚ない意見を述べることができるからだと思います。
こういう環境、すごく恵まれていると感じました。
ではディスカッションの内容いきます。
個人的に気になった部分のピックアップになっております。(聞き漏らしあると思うので・・・)
まぁ確かに弱いっすよね。
加えて渋みも少ないから、総じて平凡というか、特徴が無いというか…
しかし、ダージリンと比べて香りが弱いからダメとか、
ディンブラと比べて渋みが無いからダメとか、
そういう評価をするのは不適切ではないかという主張がありました。
国産紅茶…和紅茶と表現しますが、和紅茶は和紅茶なりの美味しさを目指して歩めば良いだけで、
どんな飲まれ方、扱い方が適しているのかを考えていくのが紅茶のプロの役目、
じゃあ一体、和紅茶なりの美味しさって何なんでしょうね。
磯淵さん曰く、
”ひとくちに「茶」と言っても、好まれる味や飲み方など、様々である。
食文化の中で、どう調和されているかを鑑み、商品を作っていく必要があるので、ただ漠然と「世界に羽ばたく」と言っても、一体どこに?と疑問に思う”
いやはや全くです。
ヨーロッパでの嗜好が、緑茶から紅茶に移って行ったように、
その後CTCが好まれるようになっていったように、
消費者に合わせて生産も変化している。
ここでただ「国産の紅茶を売るぞー!」とやることは、前回の記事にあった開国直後の日本と全く同じじゃございませんかと。
今回の講義・ディスカッションの結論はある意味ここだなと思いました。
羽ばたくまえにまず情報収集。
さらに曰く、
”中国で生産されているキームン紅茶、これを飲んでダージリンと間違える人は居ない、
茶園によってばらつきはあるものの、統一された味というものが存在している、
日本にはそれが無い。”
”海外に、「これが和紅茶です」と売り出したときに、和紅茶というのはこういう特徴を持つお茶なんだとイメージしてもらえるような、統一された味わいをつくる必要がある。”
また、リンアンマスターも仰ってましたが、日本人はダージリンに匹敵するための紅茶を作れるだけの実力はあるはずなんだと、
でもやらない。
個人的に、これは「やる気があるなら品種改良からマジでやれ」と言っているように聞こえたのですがどうかしら。
でも、今の生活を投げ捨てて紅茶に生きるのは難しいと思います。
緑茶より売れるようになったら本気出す、というのが正直なところだと勝手に思ってますが、現状「二兎追うもの」になっているような気がするんですよね、
特に海外との競争の場合、紅茶専門でやってる国と戦うわけですから、使えない緑茶を加工した、言い方悪いですが「リサイクル品」みたいな紅茶で、専門にやってる所と勝負できるの?と、非常に疑問に思います。
そしてさらに磯淵先生曰く
”価格面から、海外に行くより国内で勝負したほうがいいんじゃないかと思う。”
という意見が出ました。
そういえば、日本でそこまで浸透しているとは言えない状態で、何故海外に行こうとしているのかしらね?
海外のどこぞで賞を取ったというニュースが散見される一方で、日本での売り上げが振るわなかったりするのか?とか思ってしまうのですが…
これも前回の記事にあった、国内消費ゼロで海外に紅茶を売っていたかつての日本と重なりますね。
ってかいっしょじゃん!
”価格では勝負できない、こだわりで勝負しなければならない”
と、仰ってました。
そこで国産紅茶のこだわりを、
作り手の顔が見えること、と仰っていたように記憶しているのですが、これが非常に疑問でして。
消費者にとって「こだわり」って言われたら、少なくとも何らかの形で品質に関わるものじゃないかなと。
さらに曰く、
”農作物だから、どうしても出来の良い年と悪い年がでてくる。1年不振だったからといって、買ってもらえなくなっては困る。だから作り手の顔を見せて、○○さんが作ったお茶だから買う、と言ってもらえるようにせねば。”
仰ってることはわかりますし、そういう事があるのは全然良いことだと思います。
でもこれって目標に掲げるのはちょっと違うんじゃないでしょうか。
あくまで良いものを作るのが目標で、時々こういう事もあるよね、って話ならわかりますけど、
最初からお目こぼしを願うのが目的で、そのために顔を売るってのはどうなのかと。
天候はどうにもならないし、不可抗力で不作になるのは仕方の無いことですが
それでもある程度結果商売なのはしょうがないと思うんですよ。
メーカーさんとかだと、味が変わったのなら取引先を変えないと、今度は自社のブランドが守れません。
各先生方が仰っていた、「消費者不在・生産者主体のお茶作り」は、こういう部分も指しているように思えました。
現状、この考えが生産者の標準だとするなら、消費者とは利害が対立するんじゃないかと。
生産者と消費者の溝は深いと感じました。
国産紅茶、羽ばたく前に、助走しろ。
というわけですね。
そして、角山先生が仰っていた「新しいお茶文化」も気になるところです。
私でもぱっと思いつくキーワードは「個人」「健康」「癒し」というあたりでしょうか。
お茶が持っているもてなしの心は失われないと思いますが、それに加えて、自分自身のための何か、という要素が絡んでくるのかなぁ、とか思ったりしてます。
実に充実した国産紅茶セミナー、ぜひまた次回のお茶まつりで何らかのお話を聞ければと思うばかりです。
次はまた3年後かな。状況がどのように変化しているのか、非常に楽しみです。
お茶まつり関係者の皆様、先生方、ありがとうございました!
ディスカッションのテーマはずばり「世界に羽ばたく国産紅茶」なのですが、
基調講演から、どちらかというとそのテーマに真っ向反論!のように感じられました。
いやでも、一般消費者目線から見れば先生方のお話がいちいち頷けるのですよね。
それもこれも、皆さんが国産紅茶のことを真剣に考えられ、テーマに迎合することなく忌憚ない意見を述べることができるからだと思います。
こういう環境、すごく恵まれていると感じました。
ではディスカッションの内容いきます。
個人的に気になった部分のピックアップになっております。(聞き漏らしあると思うので・・・)
国産紅茶の感想について
国産紅茶の感想を質問され、主な回答は以下の通り- 日本で生産される紅茶は、香りが弱いのではないか
- 紅茶の試飲を頼まれ、美味しいと答えたら生産者の人が「本当ですか?」と疑問視してきた
- 海外の紅茶と比較することはない
- 日本の紅茶には、「これだ」と言える特徴が無い
まぁ確かに弱いっすよね。
加えて渋みも少ないから、総じて平凡というか、特徴が無いというか…
しかし、ダージリンと比べて香りが弱いからダメとか、
ディンブラと比べて渋みが無いからダメとか、
そういう評価をするのは不適切ではないかという主張がありました。
国産紅茶…和紅茶と表現しますが、和紅茶は和紅茶なりの美味しさを目指して歩めば良いだけで、
どんな飲まれ方、扱い方が適しているのかを考えていくのが紅茶のプロの役目、
じゃあ一体、和紅茶なりの美味しさって何なんでしょうね。
国産紅茶はどこに向かって羽ばたくの?
- やみくもに「世界」と言っても漠然としすぎている、焦点をしぼるべき
- 「これが和紅茶の味だ」というものを見つけることが大事では
- 価格を考えると、海外との競争より国内消費に活路を見出したほうが良いかも?
磯淵さん曰く、
”ひとくちに「茶」と言っても、好まれる味や飲み方など、様々である。
食文化の中で、どう調和されているかを鑑み、商品を作っていく必要があるので、ただ漠然と「世界に羽ばたく」と言っても、一体どこに?と疑問に思う”
いやはや全くです。
ヨーロッパでの嗜好が、緑茶から紅茶に移って行ったように、
その後CTCが好まれるようになっていったように、
消費者に合わせて生産も変化している。
ここでただ「国産の紅茶を売るぞー!」とやることは、前回の記事にあった開国直後の日本と全く同じじゃございませんかと。
今回の講義・ディスカッションの結論はある意味ここだなと思いました。
羽ばたくまえにまず情報収集。
さらに曰く、
”中国で生産されているキームン紅茶、これを飲んでダージリンと間違える人は居ない、
茶園によってばらつきはあるものの、統一された味というものが存在している、
日本にはそれが無い。”
”海外に、「これが和紅茶です」と売り出したときに、和紅茶というのはこういう特徴を持つお茶なんだとイメージしてもらえるような、統一された味わいをつくる必要がある。”
また、リンアンマスターも仰ってましたが、日本人はダージリンに匹敵するための紅茶を作れるだけの実力はあるはずなんだと、
でもやらない。
個人的に、これは「やる気があるなら品種改良からマジでやれ」と言っているように聞こえたのですがどうかしら。
でも、今の生活を投げ捨てて紅茶に生きるのは難しいと思います。
緑茶より売れるようになったら本気出す、というのが正直なところだと勝手に思ってますが、現状「二兎追うもの」になっているような気がするんですよね、
特に海外との競争の場合、紅茶専門でやってる国と戦うわけですから、使えない緑茶を加工した、言い方悪いですが「リサイクル品」みたいな紅茶で、専門にやってる所と勝負できるの?と、非常に疑問に思います。
そしてさらに磯淵先生曰く
”価格面から、海外に行くより国内で勝負したほうがいいんじゃないかと思う。”
という意見が出ました。
そういえば、日本でそこまで浸透しているとは言えない状態で、何故海外に行こうとしているのかしらね?
海外のどこぞで賞を取ったというニュースが散見される一方で、日本での売り上げが振るわなかったりするのか?とか思ってしまうのですが…
これも前回の記事にあった、国内消費ゼロで海外に紅茶を売っていたかつての日本と重なりますね。
ってかいっしょじゃん!
個人的疑問点:国産紅茶の「こだわり」とは何か
今回のセミナーで、国産紅茶生産者の方が”価格では勝負できない、こだわりで勝負しなければならない”
と、仰ってました。
そこで国産紅茶のこだわりを、
作り手の顔が見えること、と仰っていたように記憶しているのですが、これが非常に疑問でして。
消費者にとって「こだわり」って言われたら、少なくとも何らかの形で品質に関わるものじゃないかなと。
さらに曰く、
”農作物だから、どうしても出来の良い年と悪い年がでてくる。1年不振だったからといって、買ってもらえなくなっては困る。だから作り手の顔を見せて、○○さんが作ったお茶だから買う、と言ってもらえるようにせねば。”
仰ってることはわかりますし、そういう事があるのは全然良いことだと思います。
でもこれって目標に掲げるのはちょっと違うんじゃないでしょうか。
あくまで良いものを作るのが目標で、時々こういう事もあるよね、って話ならわかりますけど、
最初からお目こぼしを願うのが目的で、そのために顔を売るってのはどうなのかと。
天候はどうにもならないし、不可抗力で不作になるのは仕方の無いことですが
それでもある程度結果商売なのはしょうがないと思うんですよ。
メーカーさんとかだと、味が変わったのなら取引先を変えないと、今度は自社のブランドが守れません。
各先生方が仰っていた、「消費者不在・生産者主体のお茶作り」は、こういう部分も指しているように思えました。
現状、この考えが生産者の標準だとするなら、消費者とは利害が対立するんじゃないかと。
生産者と消費者の溝は深いと感じました。
総論:国産紅茶はどうやったら羽ばたけるのか?
- まず、誰に売りたいのか決めたほうがいいんじゃない?
- 売り手が決まったら、徹底的にマーケティング、消費者が求めるものを作れ
- 統一感のある「和紅茶」の味を構築する
- 消費地域の食文化を大事に
- 生産者だけでなく、消費する側、供給する側も一緒になって和紅茶を作ろう
国産紅茶、羽ばたく前に、助走しろ。
というわけですね。
そして、角山先生が仰っていた「新しいお茶文化」も気になるところです。
私でもぱっと思いつくキーワードは「個人」「健康」「癒し」というあたりでしょうか。
お茶が持っているもてなしの心は失われないと思いますが、それに加えて、自分自身のための何か、という要素が絡んでくるのかなぁ、とか思ったりしてます。
実に充実した国産紅茶セミナー、ぜひまた次回のお茶まつりで何らかのお話を聞ければと思うばかりです。
次はまた3年後かな。状況がどのように変化しているのか、非常に楽しみです。
お茶まつり関係者の皆様、先生方、ありがとうございました!
最新記事
(10/02)
(09/16)
(09/14)
(08/31)
(08/27)
recommend
【送料無料】[紅茶]ニルギリ2015年クオリティー・シーズン・チャムラジ茶園FBOPS(50g)
【紅茶】ヌワラエリヤ ピーククオリティー コートロッジ茶園 50g
最近反響があった記事
最新TB
カテゴリー
リンク
ブログ内検索
カウンター