紅茶サイト Tea for Life別館
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東インド会社とネルソン提督展のイギリス旅行:4日目その3
今回の旅のメイン目的は、ティークリッパー「カティサーク」に会いに行くこと!
ついにこの日がやってまいりました。
おまけになんと魅力的なイベントが2つも開催中。
「Ship, Clocks & Stars」
「Doctor Geof’s Fantastical Steampunk Tea Museum」
船!時計!!ティーミュージアム!!!なんという私得なイベントなんでしょう。
なのでロンドン旅行ではほとんどグリニッジに入り浸ってました。
まずは国立海事博物館から。
ここにはイギリス東インド会社の貿易についての展示があります。
これを見落として「イメージしていたのと違った」とか言った奴は一体誰だったんですかね。実にけしからん。
東インド会社の展示は茶とスパイスがメインです。
当初、中国からの輸入は緑茶が多く、昔は「ガンパウダー」「コングー」「ヘイスン」という種類のお茶が登場していました。
「茶の世界史」で見たのと同じだ!
実物付き「茶の世界史」という感じ。すてきすてきー
展示の中にチャイの作り方ビデオもありました。
スパイスはホールを一つ一つ手で砕いて入れるというこだわりようだったのに対し、紅茶はティーバッグを無造作に投げ入れているだけでした。
ぜひそこもこだわって!!
そして10月はトラファルガー海戦があった日。その影響か、ネルソン提督の特別展が開催されておりました。
ネルソン提督はどの肖像画を見ても非常に優しそうに描かれております。
風刺画ではこの優しそうな微笑のまま敵国をボッコボコにしていて、逆に怖いです。
温厚そうに見えて命令違反したり、敵船に突っ込んで至近距離から大砲を集中砲火させたり、切断した腕を見せびらかして回ったり、親友の奥さんと公然と不倫したり、その不倫のために軍規違反したという話もあったりとかなりやんちゃなご様子です。
でも流石のカリスマらしく、周囲からは慕われ、中には腐女子歓喜な噂もあったりするようなので、イギリスや歴史を愛する女子の皆様にネルソン提督も強くお勧めさせていただきます。
館内はいたるところにネルソン提督関連の展示がありました。
こちらは提督の軍服!カッコイイ!
提督が乗った船!HMSビクトリー号。カッコイイ!
なお、現存する唯一の戦列艦で、今はポーツマスに居るそうです。
最近は艦隊が流行りですが、帆船もいいですよ帆船も!
地下では、「Ship, Clocks & Stars」の展示がありました。
入ってみると船の展示ではなく、経度をどのようにして求めたかという内容のものだったようです。
よく、星を頼りに航海する話を聞きますが、星で判明するのは緯度と方角のみ。
東に向かって進んでいるという事は分かっても、どのくらい進んだかというのを知るのはかなり困難だったようです。
大航海時代が始まった15世紀後半あたりから、経度を求める挑戦が始まり、
試行錯誤を繰り返す事200年以上。
グリニッジ天文台も、設立目的は経度の正確な測定にあったそうです。
地上で経度を求める方法はガリレオによって確立されていたのですが、
揺れが激しく、常に好天とは限らない航海中に利用できるものを探すのは大変だったようです。
ついには1714年、「経度を正確に求めた者に賞金を与える」という経度法が成立。
そして同年、経度を求めるための時計「クロノメーター」が登場。
これをさらに20年かけて改良し、ようやく普及するようになったようです。
なお、1714年というとアン女王の治世です。
シノワズリーも最高潮になるかという時期で、東洋趣味が持て囃されて居ました。
しかしこの時代、まだ経度の測定が確立されていなかったとは驚きです。
興味深いことに、クロノメーターの改良が1735~1769年、
これに対してシノワズリーのピークが1770年ごろと、ちょうど重なっています。
正確な航海ができ、海難事故も減ったと思われる矢先のブーム終焉。
それとも品薄商法が人気の秘訣だったのか…?と、色々考えてしまいますね。
こういう展示大好き。楽しすぎます。
このあたりは、「経度への挑戦」という本が詳しいようなので、今度読んでみたいと思います。
次はいよいよカティサークとのご対面!
ついにこの日がやってまいりました。
おまけになんと魅力的なイベントが2つも開催中。
「Ship, Clocks & Stars」
「Doctor Geof’s Fantastical Steampunk Tea Museum」
船!時計!!ティーミュージアム!!!なんという私得なイベントなんでしょう。
なのでロンドン旅行ではほとんどグリニッジに入り浸ってました。
まずは国立海事博物館から。
ここにはイギリス東インド会社の貿易についての展示があります。
これを見落として「イメージしていたのと違った」とか言った奴は一体誰だったんですかね。実にけしからん。
東インド会社の展示は茶とスパイスがメインです。
当初、中国からの輸入は緑茶が多く、昔は「ガンパウダー」「コングー」「ヘイスン」という種類のお茶が登場していました。
「茶の世界史」で見たのと同じだ!
実物付き「茶の世界史」という感じ。すてきすてきー
展示の中にチャイの作り方ビデオもありました。
スパイスはホールを一つ一つ手で砕いて入れるというこだわりようだったのに対し、紅茶はティーバッグを無造作に投げ入れているだけでした。
ぜひそこもこだわって!!
そして10月はトラファルガー海戦があった日。その影響か、ネルソン提督の特別展が開催されておりました。
ネルソン提督はどの肖像画を見ても非常に優しそうに描かれております。
風刺画ではこの優しそうな微笑のまま敵国をボッコボコにしていて、逆に怖いです。
温厚そうに見えて命令違反したり、敵船に突っ込んで至近距離から大砲を集中砲火させたり、切断した腕を見せびらかして回ったり、親友の奥さんと公然と不倫したり、その不倫のために軍規違反したという話もあったりとかなりやんちゃなご様子です。
でも流石のカリスマらしく、周囲からは慕われ、中には腐女子歓喜な噂もあったりするようなので、イギリスや歴史を愛する女子の皆様にネルソン提督も強くお勧めさせていただきます。
館内はいたるところにネルソン提督関連の展示がありました。
こちらは提督の軍服!カッコイイ!
提督が乗った船!HMSビクトリー号。カッコイイ!
なお、現存する唯一の戦列艦で、今はポーツマスに居るそうです。
最近は艦隊が流行りですが、帆船もいいですよ帆船も!
地下では、「Ship, Clocks & Stars」の展示がありました。
入ってみると船の展示ではなく、経度をどのようにして求めたかという内容のものだったようです。
よく、星を頼りに航海する話を聞きますが、星で判明するのは緯度と方角のみ。
東に向かって進んでいるという事は分かっても、どのくらい進んだかというのを知るのはかなり困難だったようです。
大航海時代が始まった15世紀後半あたりから、経度を求める挑戦が始まり、
試行錯誤を繰り返す事200年以上。
グリニッジ天文台も、設立目的は経度の正確な測定にあったそうです。
地上で経度を求める方法はガリレオによって確立されていたのですが、
揺れが激しく、常に好天とは限らない航海中に利用できるものを探すのは大変だったようです。
ついには1714年、「経度を正確に求めた者に賞金を与える」という経度法が成立。
そして同年、経度を求めるための時計「クロノメーター」が登場。
これをさらに20年かけて改良し、ようやく普及するようになったようです。
なお、1714年というとアン女王の治世です。
シノワズリーも最高潮になるかという時期で、東洋趣味が持て囃されて居ました。
しかしこの時代、まだ経度の測定が確立されていなかったとは驚きです。
興味深いことに、クロノメーターの改良が1735~1769年、
これに対してシノワズリーのピークが1770年ごろと、ちょうど重なっています。
正確な航海ができ、海難事故も減ったと思われる矢先のブーム終焉。
それとも品薄商法が人気の秘訣だったのか…?と、色々考えてしまいますね。
こういう展示大好き。楽しすぎます。
このあたりは、「経度への挑戦」という本が詳しいようなので、今度読んでみたいと思います。
次はいよいよカティサークとのご対面!
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