紅茶サイト Tea for Life別館
紅茶サイト「Tea for Life」のブログ部門です。
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Tea for Lifeは紅茶をカジュアルに、もっと身近に楽しむ事を目指しています。
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ザ・ダージリン アイスアレンジティーでひんやりと
アイスティーといえばアレンジ!というくらいアレンジティーが好きな私です。
セパレートされてみたり、グラデーションになってみたり、アイスや果物が乗っかってみたり…見た目に楽しく、食べて美味しい。
目福口福ってこういうことね~
んが。
アレンジティーって高いんですよね。
材料も手間もかかるししょうがないとは思いますが、大体そのお店のポット1杯分よりもお高いお値段設定。
所によってはフルーツが入ってるだけなのに1000円オーバーなんてのもあり
「ホットのストレートティーにしろよ?」という圧力をメニューから感じる事もあったりします。
それを考えると、アイス入りで700円前後とはまずまずかも。
というわけで、ザ・ダージリンさんのアイスアレンジティーを飲んでみました。
アイスアレンジティーはピーチ・オレンジ・ロイヤルミルクティーの3種類。
今回初めて麻布十番店にお邪魔したのですが、銀座店と金額が違ってて驚きました。
麻布十番店は単品だと650円、セットだと800円のお値段設定。
銀座店は単品だと750円、セットだと1000円の値段設定になっておりました。
こちら麻布十番店のオレンジティー
ケーキとのセットで800円…だったはず。(ちょっと自信なくなってきた)
ケーキは銀座店と大体同じラインナップらしく、紅茶のショートケーキやミルクレープ、モンブランなどが選べます。
アレンジティーの中にクラッシュしたオレンジゼリーが入っているので、ストローが太めです。
甘さは控えめで、さっぱり飲めます。ゼリーは割と豊富で吸えば必ず入ってくる感じ。
上に乗っているのは濃厚な紅茶アイス、このアイスが非常に美味しいです。
が、アイスの味が濃厚なのに対し紅茶は随分と薄め…
んんー?オレンジ味は薄くしてるのかな?それとも麻布十番店が…げふんげふん、て、本当にそう思うくらいちぐはぐな感じを受けました。
というわけで、別日は銀座店へ。
同じオレンジを頼んで検証すべきかとも思ったのですが、
どうしてもピーチが気になったのでピーチを注文。
ピーチシャーベットと桃、あとシロップも入っているのかな?しっかりと味が付いていて、紅茶の渋味も感じられました。
うんやっぱりオレンジは薄いと思う。
ちなみにこちらはこく~んさんのピーチアレンジティー。
こく~んさんのは、凍らせたピーチが入っております。
炭酸が入ったグラスの中で揺れるゼリーが素敵(´∀`*)
同じピーチでも、お店によって色々なアレンジが楽しめる。
やっぱりアレンジって、楽しいわー
セルフタイプの紅茶屋 マザーリーフティースタイルに行ってきた
先月オープンしたセルフタイプの紅茶屋さん、マザーリーフティースタイルさんに行って来ました!
実は開店直後の週末にも一度お邪魔したのですが、その時は時間もちょうどお茶時ということもあり、大行列が…というわけで断念。
今日は開店まもない時間にお邪魔してきました(`・ω・´)
ちなみにモーニングやブランチサービスが無い限り、午前中の紅茶屋さんというのは狙い目です。
やはり皆様紅茶といえば甘いものと一緒に!という考えなのでしょうか。お昼を過ぎると混雑してしまうので、たまにはブランチ紅茶とかどうですか、非常に快適ですよ。と勧めてみるなど。
というわけで、狙い通り余裕で着席。
店舗が入っているビル、グランデュオ立川が11時オープンなのですが、11時半の時点で既に半分の座席は埋まっていました。これは予想以上の人気。
店内は白色をベースにしてあり、とても明るいです。
椅子の配置は間がやや狭く、ファストフード店のような印象…でも椅子はしっかりしており、座りやすいものでした。
基本2人がけの椅子が多いけれど、移動が簡単なので4人までならテーブルを作ることが可能。
ただし一部のテーブルに限るうえに、ひっきりなしに人が出入りするので、実際4人はちょっと厳しいかもしれません。
客層は見事にバラけてました。老若男女さまざまな人が紅茶を飲んでいます。
東銀座のマザーリーフも男性客が多かったから、マザーリーフは全国的に男性が入りやすいお店なのかしら?とはいえ、東銀座しか行ったことないのでサンプルとしては偏りすぎてますがwどうなんだろw
お店に入ると、「Casher」と書かれた場所があるので、そこで注文。
店員さんの後ろにメニューがあるかと思いつい見上げてしまうのですが、メニューはカウンターの上に乗っていますw
というかウェブにグランドメニューが載ってましたのでそのままぺたっと貼ります。
PDFご注意 → マザーリーフティースタイル グランドメニュー表
ストレートティーはディンブラとアールグレイ。なんとディンブラは、ミルクかオレンジが選べます。
レモンじゃないのね、オレンジなのね!
とりあえず素のストレートを頼んでみたのですが、ミルクだったら牛乳添えてくれたのか?アイスはどう出てくるんだ?と疑問に思うことがいっぱい!
オレンジだって、どうやって出てくるんだろう、気になる気になる。
注文した後、カウンターで待機する時間は1分半ほど。
紅茶は、茶葉できっちり抽出していました。
今回頼んだのは、サンドウィッチとワッフルがどっちも楽しめるセット 750円。
サンドウィッチはトースト可能。
今思えばこれを1分半程度で提供するって凄くないか?
紅茶に関しては、注文後「ディンブラ入りまーす」と店内に声をかけていたので、そこから作成が始まっている様子?
そうだとすると、そこからフードや追加注文の確認→会計→待機→座席に持っていく で、3分は稼げそうですね、ふむふむ。
肝心の味は、
多分、上質なディンブラという訳では無いんだと思います。
クオリティーの特徴が〜とか、渋味が〜とかいう点で見ると多分気に入らないと感じる人もいらっしゃるかと。
ただコクや旨みは感じます。なので味が軽いとは感じず、しっかりした濃い味。
アッサムのCTCみたいな、そんな雰囲気を感じました。
これは単品で飲むより、合わせる事を考えた紅茶なんだなという感じ。
生クリームたっぷりのワッフルには非常に合います。
ポットの中身はこんな感じ。
茶葉が結構細かく刻まれているようで、中身を出して撮影してみたのですが、写りが非常に悪かったのでこちらで勘弁してくださいw
ちなみに、さらに細かい茶葉が茶漉を通り抜けて底に溜まっているので、残り少なくなってきた時は注ぐのに注意が必要です。
茶葉は結構たっぷり入ってました。
これを300円で出されたら…たまんないんじゃないでしょうか、近くに出店されると。
ただ、セルフじゃない各店舗との金額差がそこまで大きくないうえに、茶葉の種類の選択幅が非常に小さいので
紅茶にこだわりたい時は専門店なのかな。
専門店に行って「どの紅茶を頼めばいいの?」と迷ってしまうかたは、多分こっちのお店のほうが安くて気軽で入りやすいと思います。
それにしても、去年の午後ティーエスプレッソからこっち、紅茶が随分気軽になってきた感がありますね。
紅茶を飲んで欲しいという願いと、紅茶の種類を覚えて欲しいという願いはまた別物だと思いますので、自分が何の茶葉を飲んでるのかわかんないけど紅茶(゚д゚)ウマー って楽しんでもらえるのが
一般的になるってことなんじゃないかなと思ったりするわけです。
実は開店直後の週末にも一度お邪魔したのですが、その時は時間もちょうどお茶時ということもあり、大行列が…というわけで断念。
今日は開店まもない時間にお邪魔してきました(`・ω・´)
ちなみにモーニングやブランチサービスが無い限り、午前中の紅茶屋さんというのは狙い目です。
やはり皆様紅茶といえば甘いものと一緒に!という考えなのでしょうか。お昼を過ぎると混雑してしまうので、たまにはブランチ紅茶とかどうですか、非常に快適ですよ。と勧めてみるなど。
というわけで、狙い通り余裕で着席。
店舗が入っているビル、グランデュオ立川が11時オープンなのですが、11時半の時点で既に半分の座席は埋まっていました。これは予想以上の人気。
店内は白色をベースにしてあり、とても明るいです。
椅子の配置は間がやや狭く、ファストフード店のような印象…でも椅子はしっかりしており、座りやすいものでした。
基本2人がけの椅子が多いけれど、移動が簡単なので4人までならテーブルを作ることが可能。
ただし一部のテーブルに限るうえに、ひっきりなしに人が出入りするので、実際4人はちょっと厳しいかもしれません。
客層は見事にバラけてました。老若男女さまざまな人が紅茶を飲んでいます。
東銀座のマザーリーフも男性客が多かったから、マザーリーフは全国的に男性が入りやすいお店なのかしら?とはいえ、東銀座しか行ったことないのでサンプルとしては偏りすぎてますがwどうなんだろw
お店に入ると、「Casher」と書かれた場所があるので、そこで注文。
店員さんの後ろにメニューがあるかと思いつい見上げてしまうのですが、メニューはカウンターの上に乗っていますw
というかウェブにグランドメニューが載ってましたのでそのままぺたっと貼ります。
PDFご注意 → マザーリーフティースタイル グランドメニュー表
ストレートティーはディンブラとアールグレイ。なんとディンブラは、ミルクかオレンジが選べます。
レモンじゃないのね、オレンジなのね!
とりあえず素のストレートを頼んでみたのですが、ミルクだったら牛乳添えてくれたのか?アイスはどう出てくるんだ?と疑問に思うことがいっぱい!
オレンジだって、どうやって出てくるんだろう、気になる気になる。
注文した後、カウンターで待機する時間は1分半ほど。
紅茶は、茶葉できっちり抽出していました。
今回頼んだのは、サンドウィッチとワッフルがどっちも楽しめるセット 750円。
サンドウィッチはトースト可能。
今思えばこれを1分半程度で提供するって凄くないか?
紅茶に関しては、注文後「ディンブラ入りまーす」と店内に声をかけていたので、そこから作成が始まっている様子?
そうだとすると、そこからフードや追加注文の確認→会計→待機→座席に持っていく で、3分は稼げそうですね、ふむふむ。
肝心の味は、
多分、上質なディンブラという訳では無いんだと思います。
クオリティーの特徴が〜とか、渋味が〜とかいう点で見ると多分気に入らないと感じる人もいらっしゃるかと。
ただコクや旨みは感じます。なので味が軽いとは感じず、しっかりした濃い味。
アッサムのCTCみたいな、そんな雰囲気を感じました。
これは単品で飲むより、合わせる事を考えた紅茶なんだなという感じ。
生クリームたっぷりのワッフルには非常に合います。
ポットの中身はこんな感じ。
茶葉が結構細かく刻まれているようで、中身を出して撮影してみたのですが、写りが非常に悪かったのでこちらで勘弁してくださいw
ちなみに、さらに細かい茶葉が茶漉を通り抜けて底に溜まっているので、残り少なくなってきた時は注ぐのに注意が必要です。
茶葉は結構たっぷり入ってました。
これを300円で出されたら…たまんないんじゃないでしょうか、近くに出店されると。
ただ、セルフじゃない各店舗との金額差がそこまで大きくないうえに、茶葉の種類の選択幅が非常に小さいので
紅茶にこだわりたい時は専門店なのかな。
専門店に行って「どの紅茶を頼めばいいの?」と迷ってしまうかたは、多分こっちのお店のほうが安くて気軽で入りやすいと思います。
それにしても、去年の午後ティーエスプレッソからこっち、紅茶が随分気軽になってきた感がありますね。
紅茶を飲んで欲しいという願いと、紅茶の種類を覚えて欲しいという願いはまた別物だと思いますので、自分が何の茶葉を飲んでるのかわかんないけど紅茶(゚д゚)ウマー って楽しんでもらえるのが
一般的になるってことなんじゃないかなと思ったりするわけです。
ローソン夏コレ タピオカミルクティームースを食べてみた
ローソンにて、5週連続でアジアのスイーツを発売する企画があるようです。
最終週はタピオカミルクティーのムースが登場。
というわけで早速食べてみました。
タピオカ入りのムースとは一体どういうことなんだろうと疑問に思っていましたが、どうやら仕掛け等は特になく、
ムースの中にタピオカが入っているものでした。
上に乗っかっているのは粉末茶葉かな。苦味や渋みを感じるものではありませんでした。
使用している紅茶はジャワティーだそうです。
表面は淡いベージュ色ですが、中はもう少し濃いブラウン。
個人的な感じだと、表面はムースだけど中はゼリーに近いかなと思いました。
で、お味は
うん美味しい。
気になるのは食感かな。、
タピオカミルクティーのタピオカって、結構弾力があって噛みごたえがあるものだと思うのですが
こちらのタピオカは柔らかくて、例えるなら…うーん
熱で固まった片栗粉のような感じというか…
若干茹ですぎた感じが?という気がしました。
ちなみに、お値段がちょっと高くて280円!
うーん、半額でも迷うと思うw
マスカルポーネは飲み物です~夏アレンジティー作ってみた~
かくかくしかじかでマスカルポーネティーを作ってみました。
ネタ紅茶の一環として挙げられた「マスカルポーネティー」なのですが、聞いた瞬間「これはいける」とか思ってしまいまして、
思考が相当ネタ紅茶にやられてます、通年でやられてますが、今なら暑さのせいにできるって信じてる。
マスカルポーネで紅茶とか大丈夫か?と思われる皆様の不安を払拭するために
まず完成形をご披露。じゃん。
意外といける見た目なのではないかと~
こっそり3層セパレートになってて、
下層 明治屋のマイシロップマンゴー(果肉入り)
中層 牛乳+マスカルポーネ+砂糖
上層 紅茶(ニルギリベース+α)
の構成です。
トッピングにはマスカルポーネとバニラアイスを混ぜたものを乗せたかったのですが、混ぜた後の再冷凍が間に合わず、とりあえずマスカルがそのまま乗っかっています。
が、これは失敗。
大量の紅茶と少しのマスカルポーネでは混ざりませんので(冷たくてチーズ固まるし)、アイスやホイップと混ぜておく必要がありそうです。
下層は特になくてもいいかな、お好みで。
中層はマスカルポーネを牛乳で溶き、飲める程度のゆるさにまでしておきます。
上層は明るい色にしたかったのでニルギリがベース、でもミルクとの相性を考えるとアッサムのほうが合いそうかも、ということで未練たらしくミルクティー用茶葉を若干投入してあります。
中層のチーズがやや軽かったらしく、紅茶と混ざって濁り気味に。
なかなか難しいですねー
それにしても明治屋の果肉入りシロップの汎用性が高くて良いです。
ジャムよりもかなりゆるめ、ちょっととろみのある液体という感じなので
飲み物に加えても親和してくれるし、ソースとして使ってもいいし
使い切るまでに悩むということは無さそうです。
というわけでもう1品、簡単なアレンジを。
紅茶のサイダー割り、マンゴーソースを入れて
マリブ(ココナツリキュール)を加えてトロピカルにしております。
散々お酒飲めないお酒飲めないと言っているのですが、
このマリブも使い勝手がよくて、割と消費が早いです。
アイスにかけたりお菓子の隠し味に使ったりと大活躍です。これはきっとまた買うわ。
中には使いきれなくて困ってるリキュールもあったりするのですが…w
フルーツの洋酒漬けに使ってみたりしています。
洋酒漬けといえばラム酒が一般的だけど、他のリキュールでも合うのかな~。
上手くいったらまたご報告します。
ブレンダーノート〜ティーブレンダーの頭の中を覗いてみよう〜
このブログを御覧になっている皆様は、今まで一度もブレンドされた紅茶を飲んだことがない、というかたは居ないと思います。
ではあの時飲んだあのブレンド、一体誰が、何を思って作ったのか?
いつも飲んでいるあのブレンド、何を表現しようとしているのか?
そんな事を考えたことはありますでしょうか。
いやー考えようと思ってるけどさ、自分が勝手にイメージしたってブレンダーの考えとは全然違うものかもしれないじゃん?合ってるかどうか分かんないし。
じゃあちょっくら本人に聞いてみようぜ!
という企画がブレンダーノート。
ブレンダーから直接お話を聞けてしまう、なんとも豪華なイベントです。
お話してくださるブレンダーは、日本紅茶会に名を轟かせる熊崎俊太郎さん。
今日はお世話になります。
登場したのは、青缶の通称でおなじみの「リプトン エクストラクオリティセイロン」
オレンジフレーバーじゃないのよという言い訳が常に付きまとうw「トワイニング セイロンオレンジペコ」の二つ。
もうこれは私の写真の撮り方が悪いのですが、手前のほうが明るめ、奥のほうが濃い目の水色になっています。
リプトンの青缶のほうが渋味が鮮やかで、キレが良く、最初に香りが立っています。
一方トワイニングのほうは、シャープさが抑えられてコクのある味、じんわりと残る後味がありました。
この違いはどこからくるのかというと、
リプトンは、自社ブランドとして既に万能紅茶「イエローラベル」を持っており、イエローラベルは日常使いの紅茶という位置づけである、
そのため、青缶はイエローラベルとは違い、家でゆっくり楽しむ事を想定して、少しとんがった味にしているのではないか、とのこと
一方トワイニングは、トワイニングの万能紅茶として出しているのがこのオレンジペコ。
これはイエローラベルの対抗品として、豊かな香りとコク、甘くてふくよかな味わいを追求したものであると。
なるほどなるほど、セイロンブレンドでも、消費者にどんな時に飲んでもらいたいかという着地点が異なるとこんなにもブレンドに差が出てくるのですね。
ところでトワイニングの青缶対抗品は無いの?というと、あまりお目にかかれませんが「赤缶 クオリティセイロン」があるそうです。
トワイニングはブレンドによってパッケージの色が統一されているのが特徴ですが、この赤に限ってはイングリッシュブレックファスト(ティーバッグタイプ)と近くて、こちらのほうが店頭でよく見かけるので紛らわ…ゲフンゲフン。
さらに熊崎さんの紅茶ブランド、フィーユブルーさんのセイロンは、青缶とオレンジペコの中間を目指してブレンドされているとのこと。
香りとコクのバランスを意識して作成されているというお言葉どおり、香りの立ちが段違いに良い。
うーん、考えられているのですねー
商品として一度市場に出すからには、いつもと同じ味を常にキープする必要が生じます。
春と秋で青缶の味が違いますとか、そういうのはダメなんですって。
さらに、春はダージリンが高くなったから高く売りますというのもダメ。
不作の年だって当然あるし、為替相場によっては厳しい時期もあると思います。
ましてや、春に取れるお茶と秋に取れるお茶なんて味が違います。それを均すって、どうやって。という感じですね。
というわけで、大手のメーカーにもなると3万5千とかの紅茶サンプルを並べ、その中から最適な紅茶を探していくそうです。
熊崎さんが仕入れる紅茶の量だけでもなんと10トン!
ひとつのブレンドを生み出すために、口の皮がタンニンにやられて剥がれるまで飲むとか!
なんという重いコンダラ!
出来上がったあとも原料を仕入れるたび十数回の試飲を重ねて味と価格をキープ。すさまじい努力です。
イエローラベルなんかは世界中に流通しておりますから、
各地の水のサンプルを取ってきて、その水に合うようブレンドしているようです。
なので、世界中のイエローラベルを日本の水で淹れると全然違う味に。
各地の水で各地のイエローラベルを飲むと世界中全く同じ味になるという魔法のブレンドだそうです。
リプトン・・・恐ろしい子!!
こちらにあります二つの紅茶、ミントなどのハーブをブレンドした紅茶なのですが、
私が感じる限り、無印のほうがミントが強くて硬質な感じ、ピンク印のほうが紅茶の甘さが感じられるものでした。
無印はフィーユブルーさんの「アリア」、ピンク色のほうは以前にブレンドしていた紅茶の復刻だそうです。
この二つはどちらも奥入瀬の渓流からインスピレーションを得た物で、渓流に近づいていくと、森があり、香りがし、せせらぎが聞こえ、渓流と対面する、
そして清涼感が何度も繰り返し感じられるというイメージを紅茶で表現したものだそうです。
そのため、ただミントを加えただけではなく、ラベンダーとローズマリーでミントをつつみ、はじめは水(ミント)を隠す。
紅茶を味わっていくと、徐々に正体がはっきりしてくるという仕掛けが施されています。
この味わいの移り変わりを楽しむための6つのポイントがあり、
これに加えて 7.液色(水色のこと、みずいろと間違えないようこの表現にしている)8.温度 を加えた8個が、紅茶を味わうためのチェックポイントになるようです。
ハーブ入りのものも当然、時期や年によてベースの茶葉が異なってきますので、その際はハーブの配合比率も変える必要が出てくるので、非常に細かくデータを取られているとのこと。
ますます凄い。
そしてもう一つ、新しい味を作ることだそうです。
ひとつは外部からの依頼、映画や人などをイメージした紅茶を作って欲しいという「イメージオーダー」、イタリアンのフルコースの後に飲む紅茶が欲しいとか、ぜひ地元の特産品を使ってなにか…という「仕様オーダー」に分かれます。
もうひとつはブレンダーさんの内からのイメージによる制作。
特定の場所に行ったらインスピレーションを得たなど、絵日記を付ける代わりに紅茶で表現する。
または、すばらしい素材と出会ってしまった時に、これを使って何かしたい!という意欲がわいてくるものがあるようです。
一回作っちゃったら今度はキープ作業が大変なのに、凄いなぁ。
ここまでの話を聞くと、もう本当にとてつもなく紅茶が好きで仕方ないか、
あるいは全然好きじゃなくて業務と割り切ってるか、どちらかじゃないと続かないというのは本当なのかもしれぬと思うあたり私根性なしです、ハイ。
お茶の楽しみ方には、東洋的なものと西洋的なものがあり、
東洋的な思想では「今しか飲めない紅茶」を貴重と感じる傾向があるようです。
まさに◯◯茶園何年もの□積み、という奴ですね。
一方で西洋的な考え方は、今日飲んだ美味しいものが明日も飲める事を幸せととらえ、安定して飲めるものを貴重と捉える傾向があるとのこと。
「美味しいけれど今だけの楽しみ」が好きと言われると、なんだか桜を楽しむ日本人魂と共通するものを感じ、妙に納得してしまいますw
これは近年、どちらか一方を重視するのではなく、バランスよく両方を取り込む事で変化も安定も楽しめるという方向に変わってきているそうです。
マリアージュフレールなんかそんな感じの商品構成に近い気がします。
そしてこちらは写真は今回のイベントで登場した軽食とデザート
ラップサンドはセイロンティーと合わせるために、市松模様のチョコケーキはアリアと合わせるために用意されたものです。
お茶とお菓子というのは、ピアノの右手と左手のようなものだというコメントがありました。
右手だけで弾ける曲もあり、左手だけで完成する曲もある、
でも、右手と左手のピースを足し引きすることで、素晴らしい合奏が生まれると。
今月のこく〜んさんのプレートはそのあたりが良く判るようになっていて、
パルフェの中に入っているシリアルを、カラメルしたアーモンドなどに変えるとスイーツとしては完成するのだそうです。
そこをあえて味わいが控えめのシリアルにし、カラメル部分は紅茶で補うことで、二つが揃って完成といえる一作に仕上がっているとのこと。
凄い凄い、もう凄いとしか言いようがない。凄い。
そのうえで、ティーブレンダーがお茶を作るというのは、楽譜を書くような物だとおっしゃっていました。
紅茶を淹れる人は奏者。
楽譜がなっていないと怒る前に、自分の演奏が正しい解釈に基づいているのか、作者がなにを狙ってこの楽譜を書いているのか、いまいちど見つめ直す必要がありそうです。
長くなりましたが、今回のイベントに参加することで、
普段なにげなく飲んでいるブレンドティーがどれほどの苦労の上に立っているものかを知ることができました。
ブレンダーは一体何を考えているのか?それを知ることで、いつものブレンドティーがより深く味わえるような気がします。
熊崎さん、そしてこく〜んさん、ありがとうございました。
熊崎さん絶賛のtea&sweets こく〜んさんの黒いパルフェは7月いっぱいまで!
またフィーユブルーさんでは東日本大震災復興支援として、タルボ紅茶を発売中!
ではあの時飲んだあのブレンド、一体誰が、何を思って作ったのか?
いつも飲んでいるあのブレンド、何を表現しようとしているのか?
そんな事を考えたことはありますでしょうか。
いやー考えようと思ってるけどさ、自分が勝手にイメージしたってブレンダーの考えとは全然違うものかもしれないじゃん?合ってるかどうか分かんないし。
じゃあちょっくら本人に聞いてみようぜ!
という企画がブレンダーノート。
ブレンダーから直接お話を聞けてしまう、なんとも豪華なイベントです。
お話してくださるブレンダーは、日本紅茶会に名を轟かせる熊崎俊太郎さん。
今日はお世話になります。
1.目指すところが違うと同じセイロンブレンドでもここまで違うのよ
まず初めは、超有名ブレンド「リプトン」と「トワイニング」のセイロンブレンド飲み比べです。登場したのは、青缶の通称でおなじみの「リプトン エクストラクオリティセイロン」
オレンジフレーバーじゃないのよという言い訳が常に付きまとうw「トワイニング セイロンオレンジペコ」の二つ。
もうこれは私の写真の撮り方が悪いのですが、手前のほうが明るめ、奥のほうが濃い目の水色になっています。
リプトンの青缶のほうが渋味が鮮やかで、キレが良く、最初に香りが立っています。
一方トワイニングのほうは、シャープさが抑えられてコクのある味、じんわりと残る後味がありました。
この違いはどこからくるのかというと、
リプトンは、自社ブランドとして既に万能紅茶「イエローラベル」を持っており、イエローラベルは日常使いの紅茶という位置づけである、
そのため、青缶はイエローラベルとは違い、家でゆっくり楽しむ事を想定して、少しとんがった味にしているのではないか、とのこと
一方トワイニングは、トワイニングの万能紅茶として出しているのがこのオレンジペコ。
これはイエローラベルの対抗品として、豊かな香りとコク、甘くてふくよかな味わいを追求したものであると。
なるほどなるほど、セイロンブレンドでも、消費者にどんな時に飲んでもらいたいかという着地点が異なるとこんなにもブレンドに差が出てくるのですね。
ところでトワイニングの青缶対抗品は無いの?というと、あまりお目にかかれませんが「赤缶 クオリティセイロン」があるそうです。
さらに熊崎さんの紅茶ブランド、フィーユブルーさんのセイロンは、青缶とオレンジペコの中間を目指してブレンドされているとのこと。
香りとコクのバランスを意識して作成されているというお言葉どおり、香りの立ちが段違いに良い。
うーん、考えられているのですねー
2.ティーブレンダーの仕事ってなに?その1
そんなメーカーの顔たる紅茶を作るのがティーブレンダーのお仕事。商品として一度市場に出すからには、いつもと同じ味を常にキープする必要が生じます。
春と秋で青缶の味が違いますとか、そういうのはダメなんですって。
さらに、春はダージリンが高くなったから高く売りますというのもダメ。
・同じ味
・同じ価格
をキープ。
いやこれ凄い事だと思います。・同じ価格
をキープ。
不作の年だって当然あるし、為替相場によっては厳しい時期もあると思います。
ましてや、春に取れるお茶と秋に取れるお茶なんて味が違います。それを均すって、どうやって。という感じですね。
というわけで、大手のメーカーにもなると3万5千とかの紅茶サンプルを並べ、その中から最適な紅茶を探していくそうです。
熊崎さんが仕入れる紅茶の量だけでもなんと10トン!
ひとつのブレンドを生み出すために、口の皮がタンニンにやられて剥がれるまで飲むとか!
なんという重いコンダラ!
出来上がったあとも原料を仕入れるたび十数回の試飲を重ねて味と価格をキープ。すさまじい努力です。
イエローラベルなんかは世界中に流通しておりますから、
各地の水のサンプルを取ってきて、その水に合うようブレンドしているようです。
なので、世界中のイエローラベルを日本の水で淹れると全然違う味に。
各地の水で各地のイエローラベルを飲むと世界中全く同じ味になるという魔法のブレンドだそうです。
リプトン・・・恐ろしい子!!
3.ブレンドティーからブレンダーの思考を探る
お次は、とあるブレンドを飲んで、それがどんなイメージを元に作られているのかを探るパート。こちらにあります二つの紅茶、ミントなどのハーブをブレンドした紅茶なのですが、
私が感じる限り、無印のほうがミントが強くて硬質な感じ、ピンク印のほうが紅茶の甘さが感じられるものでした。
無印はフィーユブルーさんの「アリア」、ピンク色のほうは以前にブレンドしていた紅茶の復刻だそうです。
この二つはどちらも奥入瀬の渓流からインスピレーションを得た物で、渓流に近づいていくと、森があり、香りがし、せせらぎが聞こえ、渓流と対面する、
そして清涼感が何度も繰り返し感じられるというイメージを紅茶で表現したものだそうです。
そのため、ただミントを加えただけではなく、ラベンダーとローズマリーでミントをつつみ、はじめは水(ミント)を隠す。
紅茶を味わっていくと、徐々に正体がはっきりしてくるという仕掛けが施されています。
この味わいの移り変わりを楽しむための6つのポイントがあり、
1.立ち香
2.含み香
3.残り香
4.口当たり
5.のどごし
6.後味
となっております。こちらはブレンドに限らず、紅茶全般で、味をチェックするときに気をつけるポイントだそう。2.含み香
3.残り香
4.口当たり
5.のどごし
6.後味
これに加えて 7.液色(水色のこと、みずいろと間違えないようこの表現にしている)8.温度 を加えた8個が、紅茶を味わうためのチェックポイントになるようです。
ハーブ入りのものも当然、時期や年によてベースの茶葉が異なってきますので、その際はハーブの配合比率も変える必要が出てくるので、非常に細かくデータを取られているとのこと。
ますます凄い。
4.ティーブレンダーの仕事ってなに?その2
ティーブレンダーのお仕事は、安定して同じ味と価格のブレンドを作ること、そしてもう一つ、新しい味を作ることだそうです。
ひとつは外部からの依頼、映画や人などをイメージした紅茶を作って欲しいという「イメージオーダー」、イタリアンのフルコースの後に飲む紅茶が欲しいとか、ぜひ地元の特産品を使ってなにか…という「仕様オーダー」に分かれます。
もうひとつはブレンダーさんの内からのイメージによる制作。
特定の場所に行ったらインスピレーションを得たなど、絵日記を付ける代わりに紅茶で表現する。
または、すばらしい素材と出会ってしまった時に、これを使って何かしたい!という意欲がわいてくるものがあるようです。
一回作っちゃったら今度はキープ作業が大変なのに、凄いなぁ。
ここまでの話を聞くと、もう本当にとてつもなく紅茶が好きで仕方ないか、
あるいは全然好きじゃなくて業務と割り切ってるか、どちらかじゃないと続かないというのは本当なのかもしれぬと思うあたり私根性なしです、ハイ。
5.ティーブレンドとは何か
今回個人的にとても関心したポイントについて。お茶の楽しみ方には、東洋的なものと西洋的なものがあり、
東洋的な思想では「今しか飲めない紅茶」を貴重と感じる傾向があるようです。
まさに◯◯茶園何年もの□積み、という奴ですね。
一方で西洋的な考え方は、今日飲んだ美味しいものが明日も飲める事を幸せととらえ、安定して飲めるものを貴重と捉える傾向があるとのこと。
「美味しいけれど今だけの楽しみ」が好きと言われると、なんだか桜を楽しむ日本人魂と共通するものを感じ、妙に納得してしまいますw
これは近年、どちらか一方を重視するのではなく、バランスよく両方を取り込む事で変化も安定も楽しめるという方向に変わってきているそうです。
マリアージュフレールなんかそんな感じの商品構成に近い気がします。
そしてこちらは写真は今回のイベントで登場した軽食とデザート
ラップサンドはセイロンティーと合わせるために、市松模様のチョコケーキはアリアと合わせるために用意されたものです。
お茶とお菓子というのは、ピアノの右手と左手のようなものだというコメントがありました。
右手だけで弾ける曲もあり、左手だけで完成する曲もある、
でも、右手と左手のピースを足し引きすることで、素晴らしい合奏が生まれると。
今月のこく〜んさんのプレートはそのあたりが良く判るようになっていて、
パルフェの中に入っているシリアルを、カラメルしたアーモンドなどに変えるとスイーツとしては完成するのだそうです。
そこをあえて味わいが控えめのシリアルにし、カラメル部分は紅茶で補うことで、二つが揃って完成といえる一作に仕上がっているとのこと。
凄い凄い、もう凄いとしか言いようがない。凄い。
そのうえで、ティーブレンダーがお茶を作るというのは、楽譜を書くような物だとおっしゃっていました。
紅茶を淹れる人は奏者。
楽譜がなっていないと怒る前に、自分の演奏が正しい解釈に基づいているのか、作者がなにを狙ってこの楽譜を書いているのか、いまいちど見つめ直す必要がありそうです。
長くなりましたが、今回のイベントに参加することで、
普段なにげなく飲んでいるブレンドティーがどれほどの苦労の上に立っているものかを知ることができました。
ブレンダーは一体何を考えているのか?それを知ることで、いつものブレンドティーがより深く味わえるような気がします。
熊崎さん、そしてこく〜んさん、ありがとうございました。
熊崎さん絶賛のtea&sweets こく〜んさんの黒いパルフェは7月いっぱいまで!
またフィーユブルーさんでは東日本大震災復興支援として、タルボ紅茶を発売中!
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