紅茶サイト Tea for Life別館
紅茶サイト「Tea for Life」のブログ部門です。
紅茶ニュース、商品レビュー、紅茶専門店レポなどをお届けします。
Tea for Lifeは紅茶をカジュアルに、もっと身近に楽しむ事を目指しています。
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2100円の午後の紅茶 パンジェンシー DJ1 スペシャルボックスを飲んでみたよ
6月から午後の紅茶パンジェンシープロジェクトなるものが始まっているようです。
現段階で、いつまで続いて何をやるのかが見えていないのですが、記念すべき第一弾として、2本で2100円という破格のお値段の午後ティーが限定発売になりました。
感想の前に、この商品のスペックをご紹介。
1万セット限定発売(現在発売は終了、賞味期限が8月15日までのため転売品には要注意を!)
ストレートティー・ミルクティー 各1リットル紙パック入り
総括すると、パンジェンシーとは、鮮やかだけどともすればえぐさになるような強い渋味の事…でいいのかな?
弱ければ一般的、強ければ通好み、多すぎれば仕入れられない。
キリンさんは「紅茶の最高の褒め言葉」と表現しておりますが、そのような意味で使用されたことは無いので、とりあえずパンジェンシーなら良い物だという事にはならないようです。
では、ウヴァ以外の紅茶に感じるあの渋味は何と表現するのか?ですが、
それには「ブリスク」という言葉があるようです。
キリンビバがブリスクではなくパンジェンシーという言葉を選んだのは、語呂の華やかさと…商標関連でしょうか。
既にリプトンでブリスクという名前の紅茶ありますので…
【いざ、試飲】
ストレートティーはかなり液色が薄く、一般的ないわゆる紅茶の色とは異なっています。
まず驚くべきは香り。
ホットティーのように立ち上ってくることはありませんが、鼻を近づけると、華やかながら甘い柑橘系のような爽やかな香りがします。
おいおい…これ何日か前に工場で作ったんでしょう、パック詰めされたものでしょう、マジでこんなに香り残ってるの?
で、お味。
皆様口々に「甘い」と仰っていましたが、私はそれほど感じず。
というか、散々「なぜ加糖にしたし」というのを目にしていたので、いつもの午後ティーのように甘いかと思っていたので心の準備が出来ていたとも言う。
通常午後ティーと比べると甘さは控えめになっており、この飲み物のバランスを崩すようなものではないと思いました。
飲み続けると口の中がザラザラとした状態になってくる…タンニンがしっかり抽出されております。
これは、飲み続けるとかなり渋味がきいた味になっていたのでは?と予想。
そして口に含むとここでもまた香りが!
鼻腔に抜けるこの香り方紛れもなくダージリン!
紅茶飲料でここまで再現できるんだすげえええええええ
通常の午後ティーと同じ生産ラインを使っているのでしょうから、原料ケチらなければこのくらいの事はできるということですね。
よくわかりました。(紙パックでいかに茶葉を使っていないかとかそういうのが…)
お次はミルクティー
ストレートティーの後に続けて飲むと、甘さも引き立つし紅茶飲料らしい味に感じたので「あれ?」と思ったのですが
比較用のノーマル午後ティーミルクをひとくち飲むと
ぶほっwwww ノーマルwwwww子供だましの味wwww という感じに歴然とした違いがありました。
味の複雑さがまるで違う。
茶葉の多くがダージリンなので味わいは軽やかですが、ウヴァの爽快感、引き締まる渋味、ダージリンらしき清涼感、そしてなによりミルク入りなのにこちらも香りが!
これは凄い。
コクではなく、味の複雑さでミルクティーを飲ませるとは、面白い。
本当にどちらも美味しく頂きました。
いやぁ美味しかったです。素直に、美味しかったです。
もし来年以降にまた再販があるなら、多分次も買います。(3回以上続けるかはわかりませんが)
ただ誤解のなきように言っておきますが、紅茶を毎日たくさん飲むかたがポットで作った淹れたての紅茶より美味しいかと言われると、そこと比較してもしょうもないと付け加えておきます。
自分のうちのポットからは、常に自分好みの紅茶が出てくるわけですから、オーダーメイドと量産品を比較してるのと同じようなものではないかと。
(…これは、つい比較したくなるような良い量産品という事なのかしらん?)
このレビューを見て飲みたい!と感じてしまったら
ダージリンのファーストフラッシュの青くないやつに砂糖を入れるとわりと再現すると思いますw
紅茶好きさんや売主さんには烈火のごとく怒られそうですが、砂糖は紅茶をまろやかな味にまとめて飲みやすくしてくれるのは確実なので、紅茶を飲み慣れていないとか、どうしても渋く感じるなど、砂糖をいれたほうが楽しめると思う場合は、我慢して飲むより入れたほうがいいかと思います。
なのでこの午後ティーも、紅茶をバリバリ飲み慣れたヘビーユーザーはターゲットではないのでしょうね、個人的な推測ですが。
むしろこれで初めてファーストフラッシュに触れるというかたでも飲めるように作られているのだと予想。
興味を持たれたかたは是非少量のファーストフラッシュを手にとってみてはいかがでしょうか。
20gのお買い得価格とか セレクティーさんのはいつも安かったり…などなど
最後に熊崎さんから、この午後の紅茶 パンジェンシー DJ1 スペシャルボックスのどこが最も素晴らしいかを教えていただきました。
熊崎さんがいつも困ることのひとつに、ユーザーさんから「紅茶を淹れてみたけど、この味が正解なのかどうかわからない」と言われてしまう事があるようです。
都市圏なら紅茶専門店に行けば紅茶の味がわかる、でも、地方には紅茶屋さんが無いなどで、紅茶の味の「正解」がわからないと悩む方が多くいらっしゃるそうです。
このパンジェンシーDJ1スペシャルボックスは、紅茶はここを目指して作ればいいんですよ、という目安を、全国どこでも郵送で送ることができてしまう。
これは本当に、真に画期的な事のようです。
このパンジェンシーDJ1スペシャルボックスを以て、紅茶とはペットボトルの午後ティーとは違うんだ、香りはこんなにも素晴らしく味は繊細で複雑なんだと言うことができる。
スバラスィーーー!!みんなーー紅茶はこんなに美味しいんだぞーーーー!!
ちなみに激しく余談なのですが、ダージリンファーストフラッシュはミルクに合わない紅茶と言われており、自分も以前ミルク入りで飲んでみた事があるのですが、多くのファーストフラッシュは青臭くて飲めたもんじゃない味になりました。
午後ティーのパンジェンシーは、茶葉の選定とブレンドで飲みやすくなっていると思いますので、普通のファーストフラッシュをミルクティーにするのは。、ネタ以外では……やるなよ、絶対やるなよ!
現段階で、いつまで続いて何をやるのかが見えていないのですが、記念すべき第一弾として、2本で2100円という破格のお値段の午後ティーが限定発売になりました。
感想の前に、この商品のスペックをご紹介。
1万セット限定発売(現在発売は終了、賞味期限が8月15日までのため転売品には要注意を!)
ストレートティー・ミルクティー 各1リットル紙パック入り
原料(ストレート)砂糖、紅茶、ビタミンC
(ミルク)牛乳、砂糖、紅茶(ダージリン64%、ウバ35%)、ビタミンC
これはパンジェンシー過多、だそうです。(ミルク)牛乳、砂糖、紅茶(ダージリン64%、ウバ35%)、ビタミンC
カロリー(ストレート)12kcal/100ml
(ミルク)38kcal/100ml
ビタミンCは酸化防止剤として、無香料・加糖となっております。
ちなみに、一見木箱に見えるいれものは厚紙でできております。
このパンジェンシーを、どうせなら皆で飲みましょう、ということで、
紅茶のプロを含む14名の方とご一緒させていただきました。
中には熊崎俊太郎さんもいらしてて…(((( ;゚д゚))))アワワワワどんな会になるんですかこれはー
【試飲の前に、パンジェンシーとはナニモノなのか?】
パンジェンシーは紅茶の鑑定用語のひとつで、鮮烈で鋭い良い渋味を表すようです。
通常、ウヴァで多く用いられる表現とのこと。
(こちらも@gchuanさまより、いつも教えていただき感謝ですm(_ _)m)
というわけで、ウヴァ数種類を使ってパンジェンシーを確認します。
用意されたウヴァは5種類、抽出は150cc 3g 3.5分です。(これはテイスティング用にわざと濃く淹れているそうなので、美味しく飲むための分量ではありません)
一番左のものは、業務用のウヴァブレンド、メントール香が控えめでコクがあり、毎日飲むならこれを選ぶね、という意見で一致。
ただし、あまりパンジェントではないとのこと。
左から2番目〜一番右までは茶園もののウヴァ。
クオリティシーズンのウヴァとして、はっきりとメントール香が感じられ、鮮やかな渋味がある、
たまにゆっくり味わうならこの茶園のどれか、という意見でこちらも一致。
こちらはとてもパンジェンシーだそうです。
ちなみに一番右のものは私が持ってきてしまった罠ウヴァで、
袋に「普通のウヴァが物足りないと感じる方に」と書かれており、スプーン1杯分を飲んだだけで脳天直撃なメントール香と、えぐさすら感じる強烈な渋味が襲いかかります。
熊崎さん曰く、通常は仕入れずハネるような、本当に一部の通好みのウヴァとのこと。
ビタミンCは酸化防止剤として、無香料・加糖となっております。
ちなみに、一見木箱に見えるいれものは厚紙でできております。
このパンジェンシーを、どうせなら皆で飲みましょう、ということで、
紅茶のプロを含む14名の方とご一緒させていただきました。
中には熊崎俊太郎さんもいらしてて…(((( ;゚д゚))))アワワワワどんな会になるんですかこれはー
【試飲の前に、パンジェンシーとはナニモノなのか?】
パンジェンシーは紅茶の鑑定用語のひとつで、鮮烈で鋭い良い渋味を表すようです。
通常、ウヴァで多く用いられる表現とのこと。
(こちらも@gchuanさまより、いつも教えていただき感謝ですm(_ _)m)
というわけで、ウヴァ数種類を使ってパンジェンシーを確認します。
用意されたウヴァは5種類、抽出は150cc 3g 3.5分です。(これはテイスティング用にわざと濃く淹れているそうなので、美味しく飲むための分量ではありません)
一番左のものは、業務用のウヴァブレンド、メントール香が控えめでコクがあり、毎日飲むならこれを選ぶね、という意見で一致。
ただし、あまりパンジェントではないとのこと。
左から2番目〜一番右までは茶園もののウヴァ。
クオリティシーズンのウヴァとして、はっきりとメントール香が感じられ、鮮やかな渋味がある、
たまにゆっくり味わうならこの茶園のどれか、という意見でこちらも一致。
こちらはとてもパンジェンシーだそうです。
ちなみに一番右のものは私が持ってきてしまった罠ウヴァで、
袋に「普通のウヴァが物足りないと感じる方に」と書かれており、スプーン1杯分を飲んだだけで脳天直撃なメントール香と、えぐさすら感じる強烈な渋味が襲いかかります。
熊崎さん曰く、通常は仕入れずハネるような、本当に一部の通好みのウヴァとのこと。
総括すると、パンジェンシーとは、鮮やかだけどともすればえぐさになるような強い渋味の事…でいいのかな?
弱ければ一般的、強ければ通好み、多すぎれば仕入れられない。
キリンさんは「紅茶の最高の褒め言葉」と表現しておりますが、そのような意味で使用されたことは無いので、とりあえずパンジェンシーなら良い物だという事にはならないようです。
では、ウヴァ以外の紅茶に感じるあの渋味は何と表現するのか?ですが、
それには「ブリスク」という言葉があるようです。
キリンビバがブリスクではなくパンジェンシーという言葉を選んだのは、語呂の華やかさと…商標関連でしょうか。
既にリプトンでブリスクという名前の紅茶ありますので…
【いざ、試飲】
ストレートティーはかなり液色が薄く、一般的ないわゆる紅茶の色とは異なっています。
まず驚くべきは香り。
ホットティーのように立ち上ってくることはありませんが、鼻を近づけると、華やかながら甘い柑橘系のような爽やかな香りがします。
おいおい…これ何日か前に工場で作ったんでしょう、パック詰めされたものでしょう、マジでこんなに香り残ってるの?
で、お味。
皆様口々に「甘い」と仰っていましたが、私はそれほど感じず。
というか、散々「なぜ加糖にしたし」というのを目にしていたので、いつもの午後ティーのように甘いかと思っていたので心の準備が出来ていたとも言う。
通常午後ティーと比べると甘さは控えめになっており、この飲み物のバランスを崩すようなものではないと思いました。
飲み続けると口の中がザラザラとした状態になってくる…タンニンがしっかり抽出されております。
これは、飲み続けるとかなり渋味がきいた味になっていたのでは?と予想。
そして口に含むとここでもまた香りが!
鼻腔に抜けるこの香り方紛れもなくダージリン!
紅茶飲料でここまで再現できるんだすげえええええええ
通常の午後ティーと同じ生産ラインを使っているのでしょうから、原料ケチらなければこのくらいの事はできるということですね。
よくわかりました。(紙パックでいかに茶葉を使っていないかとかそういうのが…)
お次はミルクティー
ストレートティーの後に続けて飲むと、甘さも引き立つし紅茶飲料らしい味に感じたので「あれ?」と思ったのですが
比較用のノーマル午後ティーミルクをひとくち飲むと
ぶほっwwww ノーマルwwwww子供だましの味wwww という感じに歴然とした違いがありました。
味の複雑さがまるで違う。
茶葉の多くがダージリンなので味わいは軽やかですが、ウヴァの爽快感、引き締まる渋味、ダージリンらしき清涼感、そしてなによりミルク入りなのにこちらも香りが!
これは凄い。
コクではなく、味の複雑さでミルクティーを飲ませるとは、面白い。
本当にどちらも美味しく頂きました。
いやぁ美味しかったです。素直に、美味しかったです。
もし来年以降にまた再販があるなら、多分次も買います。(3回以上続けるかはわかりませんが)
ただ誤解のなきように言っておきますが、紅茶を毎日たくさん飲むかたがポットで作った淹れたての紅茶より美味しいかと言われると、そこと比較してもしょうもないと付け加えておきます。
自分のうちのポットからは、常に自分好みの紅茶が出てくるわけですから、オーダーメイドと量産品を比較してるのと同じようなものではないかと。
(…これは、つい比較したくなるような良い量産品という事なのかしらん?)
このレビューを見て飲みたい!と感じてしまったら
ダージリンのファーストフラッシュの青くないやつに砂糖を入れるとわりと再現すると思いますw
紅茶好きさんや売主さんには烈火のごとく怒られそうですが、砂糖は紅茶をまろやかな味にまとめて飲みやすくしてくれるのは確実なので、紅茶を飲み慣れていないとか、どうしても渋く感じるなど、砂糖をいれたほうが楽しめると思う場合は、我慢して飲むより入れたほうがいいかと思います。
なのでこの午後ティーも、紅茶をバリバリ飲み慣れたヘビーユーザーはターゲットではないのでしょうね、個人的な推測ですが。
むしろこれで初めてファーストフラッシュに触れるというかたでも飲めるように作られているのだと予想。
興味を持たれたかたは是非少量のファーストフラッシュを手にとってみてはいかがでしょうか。
20gのお買い得価格とか セレクティーさんのはいつも安かったり…などなど
最後に熊崎さんから、この午後の紅茶 パンジェンシー DJ1 スペシャルボックスのどこが最も素晴らしいかを教えていただきました。
熊崎さんがいつも困ることのひとつに、ユーザーさんから「紅茶を淹れてみたけど、この味が正解なのかどうかわからない」と言われてしまう事があるようです。
都市圏なら紅茶専門店に行けば紅茶の味がわかる、でも、地方には紅茶屋さんが無いなどで、紅茶の味の「正解」がわからないと悩む方が多くいらっしゃるそうです。
このパンジェンシーDJ1スペシャルボックスは、紅茶はここを目指して作ればいいんですよ、という目安を、全国どこでも郵送で送ることができてしまう。
これは本当に、真に画期的な事のようです。
このパンジェンシーDJ1スペシャルボックスを以て、紅茶とはペットボトルの午後ティーとは違うんだ、香りはこんなにも素晴らしく味は繊細で複雑なんだと言うことができる。
スバラスィーーー!!みんなーー紅茶はこんなに美味しいんだぞーーーー!!
ちなみに激しく余談なのですが、ダージリンファーストフラッシュはミルクに合わない紅茶と言われており、自分も以前ミルク入りで飲んでみた事があるのですが、多くのファーストフラッシュは青臭くて飲めたもんじゃない味になりました。
午後ティーのパンジェンシーは、茶葉の選定とブレンドで飲みやすくなっていると思いますので、普通のファーストフラッシュをミルクティーにするのは。、ネタ以外では……やるなよ、絶対やるなよ!
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